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五輪代表ミニゲーム、ワクワクしたある光景  文科系

2021年07月12日 00時41分11秒 | スポーツ

 ゲキサカ・サイトに、あるマッチアップ光景が描かれていて、ワクワクしつつ読んだ。ACLから帰ってこの日全体練習に合流したばかりの左サイド選手相馬が、右サイドDF酒井とミニゲームでマッチアップしたのである。そのさわりを抜粋してみる。この日のマッチアップは酒井の勝利で、酒井からある助言を受けた後に、相馬がこう語ったというのである。
『もし次対戦する機会があれば絶対に抜きたい』
 ムバッペやネイマールらとのマッチアップを見つめてきたのだろうが、久保建英でさえがこう評する酒井宏樹である。「フランス代表にもなれる器」と。相馬がこの酒井を抜ければ、彼も世界水準になれる。

【 ハーフコートでのミニゲームでは、左サイドハーフに入った相馬が、相手の右SBを務める酒井と対峙する場面があった。6月シリーズから、「一番楽しみにしていた」という酒井とのマッチアップ。一瞬の加速で抜き切るかと思われたが、酒井にストップされてしまう。プレー後には酒井から声を掛けられる場面があった。

「あのシーンで言えば、もっと内側にドリブルのコースを変えた方がいいというアドバイスをもらいました。確かに、その通りだなと思った」。そして、酒井も2人のやり取りを明かす。

「勇紀が僕のところから一歩抜けた。あの体格を生かして自分の下にもぐり込んで、一個前にボールを出してしまえば、僕が勇紀に触ればファウルでFKやPKになる。細かい部分かもしれないけど、そこでFKやPKになれば1点が生まれるかもしれない。勇紀だったらできると思って声をかけさせていただきました」

 A代表のレギュラーを張るオーバーエイジからの貴重なアドバイス。しかし、抜き切れなかったことに悔しさもあるようで、「一つ言い訳すると、2日休んだ後だったので、馬力の部分も全然。酒井選手に言われたとおり、内側に体を入れたかったけど体がついていかなかった」と苦笑しつつ、「もし次対戦する機会があれば絶対に抜きたい」と意気込みを見せた。
 翌日には、キリンチャレンジカップでU-24ホンジュラスと対戦する。ハードなスケジュールをこなしてきたが、「自分的には出る準備をしています」とピッチに立ち、自慢のスピードを武器に、そして“先輩”からのアドバイスを生かし、好機を生み出したい。】

 三笘薫と相馬勇紀、日本のこの左サイド二つの武器は五輪代表最大の得点源だと見てきた。J防御陣を席巻してきた「アジリティー・ドリブルの三笘」に、酒井宏樹を抜いてみせると豪語した「飛び道具クロスの相馬」。明日のホンジュラスとその後のスペイン、両チーム相手の練習マッチ最大の見所として、今から楽しみで仕方ない。


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