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「自虐史観」「洗脳」の危うさ  文科系

2010年11月23日 09時05分30秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
 僕の「右翼のデマに」に反論を書いてきたある人が例によって、こんな言葉を使った。「洗脳」と「自虐(史観)」。本日はこの言葉について一言。

「洗脳」と「自虐」と、あまりに独善的過ぎる、明白な差別用語だと言いたい。

「洗脳」って「狂気を植え付けられた普通じゃない頭」のことであって、「自虐」って「自分を虐める不自然な人間」。いずれにも「正常な人間」を前提として(「それは自分らだ」として)、それと違うからお前らは異常だと語っていることになる。独善的に人を差別して、しかも憎んで当然だとさえ語っているような、そんな雰囲気で発せられるのが普通の言葉だ。

 さて、こういう雰囲気は、ヒットラーの「ユダヤ人憎し」とどこが違う? ただし、この場合は人種を裁いているのではなく、思想、言論を裁いているのだが。普通じゃない、人として不自然な思想? 他人が他人の思想をこんなふうに裁いてはいけないというのは、近代世界の常識であろう。つまり、こういう言葉を使う人々は、そんな常識さえ持ち合わせていないのである。
 人は人の行為によってのみ裁判で罪になるはずだが、ある思想を持っていることも罪になるのか? ある言論をすることが罪になるのか? この点で日本人は非常に「危ういもの」をいっぱい持っていると言いたい。
 「昭和天皇に最大の戦争責任があった」などと語ると、もうすぐにカッカと来る人がいる。
 「天皇制は廃止すべきだ」などと言っても、同じだろう。
 「太平洋戦争はほとんど日本が悪かったのである」と言うとやはり、我を忘れてしまう。
 「9条を守れ」には、「アホか!」と平気で語るし。

 こんな用語遣いは、一刻も早く止めることだ。人としての品格に欠けると明言しても良いはずだと考えるが、どうだろうか。
 
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