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「よたよたランナーの手記」(89) 9.6キロまで来た  文科系

2014年12月22日 06時46分47秒 | 文芸作品
 18日は、その合計距離は4.4キロ×2回の8.8キロに過ぎないが、時速10.5キロで10分ほど走った。その心拍数が155以下に下がってきたのがこの日の朗報である。10キロ時では146、7以下に、10.5キロ時でも155以下になった。こうして、11キロ時が155に下がる事態も見えてきたわけで、こんな今は、どんなスピードまで走れるのだろうかと楽しみになっている。今の僕の場合、心拍数155までなら常用速度と言えるから、大切なことなのだ。心拍160で走り続けるのもほとんど苦しくはないのだけれど、5分程度を越えるのは止めておこうと決めている。

 長いアキレス腱痛から9月中旬に9キロ時に戻って、その心拍数が155。10月末には同じ9キロ時の心拍数が145まで下がった。そこで11月初めには10キロ時を走り始めて、その心拍が155~160。それが今に至って10.5キロ時で155以下と、そんな経過をたどったわけだ。本当に、どのスピードまで戻り、走れるのだろうかと、好奇心をかき立てられている。
 5年前の慢性心房細動カテーテル手術以降走るのをいったん断念させられたこの身だから、こんな今は本当に幸せだと感じる。僕の場合、1時間ほど走り続けられることを血流という若さの象徴と捉えてきたから、そんな感じが強いのかも知れぬ。我が身体に関わって断念させられたこういう大切なものを、再び追求できる。それも73歳のこの身体が8年ほど前の走りにどれだけ戻れるかという、復旧を図りつつある。ちなみに2007年1月の北名古屋マラソン10キロ54分18秒は、時速11キロに毛が生えた程度だ。

 そしてさて、21日には、30分2回が4.7キロと4.9キロで、合計9.6キロになった。この日は最高時速を10キロまでに抑えてのことだが、1時間10キロ達成まであと400メートルになった。ここからは、11キロ時近くで走る練習をする積もりでいる。10.5キロ時を18日に10分ほどやったのだから、11キロ時ももう無理してという感じではなくなっている。ただし、膝などの補強運動を十分にやらないといけないだろう。ここまでの積み上げ、楽しみを水疱としてしまわないように。

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