中国主導のアジアインフラ投資銀行に英独仏伊だけでなく、ニュージーランドやオーストラリア、そして韓国、サウジアラビアまでが入る方向のようだ。こういう動きを伝えた18日の中日新聞朝刊の見出しは、こうである。
【戦後金融秩序 転換か アジア投資銀 G7分断 米窮地に】
この動きは、日米が操るアジア開発銀行が嫌われたということであるし、同じく日米が操るに等しい世銀にはすでにBRICs銀行開設が対置されている。
この動きは、本当に要チェックだと思う。なんせ、中国の外貨準備高460兆円。これは日本の三倍だという。一方のアメリカは、外貨準備どころか国家も家計も大赤字で、世界のマネーを(バブルに)集めているだけという現状。リーマンショックが世界に与えた後遺症も消えず、世界から不信の目で見られている側面もある。世界通貨というだけで持ってきたような国と言われてきた。
さて、この状況、本当にどうなるのだろう。
【戦後金融秩序 転換か アジア投資銀 G7分断 米窮地に】
この動きは、日米が操るアジア開発銀行が嫌われたということであるし、同じく日米が操るに等しい世銀にはすでにBRICs銀行開設が対置されている。
この動きは、本当に要チェックだと思う。なんせ、中国の外貨準備高460兆円。これは日本の三倍だという。一方のアメリカは、外貨準備どころか国家も家計も大赤字で、世界のマネーを(バブルに)集めているだけという現状。リーマンショックが世界に与えた後遺症も消えず、世界から不信の目で見られている側面もある。世界通貨というだけで持ってきたような国と言われてきた。
さて、この状況、本当にどうなるのだろう。
アジア通貨危機で日米が相当酷いことやったから、嫌われてるよね。どんどんお客をアチラに奪われたりして。いやいやひょっとして、日米も入るとさえ言いだすかも。としたら、アジア開発銀行日本人総裁って笑い者になるのかな?
それよりももっと大きい問題が待っている。BRICS銀行だ。こっちもこんな風に工作しだしたら、世銀、国連も形無しになる。
国連決議無視など、アメリカの国連踏みつけがこういう結果を生んだとは、日本のマスコミも大騒ぎしているところ。アベはますます孤立だろう。とんでもない所から足をすくわれたものだ。「積極的平和主義」も。
ただ、この全てについて中国主導の銀行を支持するわけでは全くないとは、僕も言っておきたい。得体が知れないしね。なんせ一種の全体主義国家だ。民主主義って言うのも、一種そういう習慣の国民的定着の問題というところがあって、あそこは日本以上にこれが遅れていると思うし。ただ、定着したかに見えてもまた後戻りするというのが民主主義度というもの。アイゼンハワーが現アメリカの民主主義度の停滞を目にしたらぶったまげることだろう。もう、産軍政複合体など、1%の金持ちに買い上げられた国家だと思う。
「石油取引をドル以外で」とフセインがやったのが、これを潰した一つの理由だった。この事件はほんのちょっと前に過ぎないのに、世界の早い変化に驚くばかりです。リーマン後は世界各国に対して、相当悪どいこともあったしね。南山大学や、藤田保健衛生大学の大欠損を見てもね、あの国は嫌われていますよ。
ただ、今となってはこれが怖ろしい。あの凄い軍事力! これはまるで、この秋に備えてきたような。共和党には、ボストン茶会派など、ちょっと狂気のようなものさえ感じますし。これは、傾きかけたことをあちこちで感じているからだろうかなどと、観てきました。旧大国は黙って退かないとも言いますしね。
今最強の者も、何時か必ず次の誰かにとってかわられる、というのが歴史の流れ。
とするといつ「アメリカの没落」というのがあるのだろうか、と時々思う。