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先日の中日新聞の「本音のコラム」 で    らくせき

2013年01月25日 20時04分28秒 | Weblog
佐藤優さんは、クリントン長官が、「アメリカは尖閣列島の日本の施政権を
害そうとするいかなる一方的な行為にも反対する」とした発言について
取上げていました。
そして外務省が「アメリカが一歩踏み込んで日本寄りの姿勢をしめした」
としているには情報操作である、と指摘しています。

ポイントは、主権とは潜在主権と施政権より成り、
アメリカが日本の施政権について強く支持しても
肝心の主権について、中立の立場をとっている現状には
なんの変化もないという点にあると。

このことを知らないはずはない外務省。
知っていてこうした政策広報(情報操作)をしていくと、
後でつじつまが合わなくなると警告しています。

私、ニュースを聞いた時は、これでアメリカが日本側に立ったと
安心しましたが、外交はそんなに簡単なコトではない、と
このコラムは教えてくれました。
(どの国も国益を考えて、二股かけるのは、当然でしょうが・・・)

そういえば、今度のアルジェリアのテロ事件、NHKのニュースは
まるで国の広報のようです。
国は、ほとんど何もしていないのに(できないのに)、
国民のためにちゃんとするべきことをしているという姿勢を
見せるセレモニーを大きく報道しています。
この報道の後ろには、報道されない重要なコトがあるように感じます。

マスコミは、ジャーナリストとして国民に正確な判断材料を
提供する報道をして欲しいものです。




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1 コメント

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Unknown (文科系)
2013-01-26 08:55:17
『どの国も国益を考えて、二股かけるのは・・・』
 この佐藤優の文章をこう読むのかに、心底なるほど。外交専門家ともなると違うもんだなと感心しきり。
 世界恐慌でパイの争いから、世界のそこここに対立がこの上なく激化。国と国はもちろん、マスコミや官僚も、国民と対立する利益を基本的に大きくならざるをえなかったのでしょうね。食い違いが分かってしまわないように、私利を公利と見せる「仕事」が世界各界に無数に増えているのだろうなどと、考えていました。そういう意味でも、「大恐慌は罪」と考えていたもの。
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