世紀の対決という表現がある。1世紀に1度ほどのという意味だろう。が、本日深夜(明日午前3時半)行われる表記の欧州チャンピオンズリーグ決勝戦は、1世紀に1度どころか、サッカー史上かってなかった闘いだと言って間違いないだろう。対戦する選手たちや、特に2人の監督がそう語るに足る特別な存在同士なのである。
ポルトガル人のモウリーニョが、イタリアはインテル・ミラノの監督。オランダ人であるファンハールが、ドイツのバイエルンミュンヘンを率いる。そもそも近年下火のイタリアとドイツがこの決勝で対戦なんて、久しぶりなのだ。これがまず、2チームの優秀さを示していると言える。ちなみに、2チームとも自国内ではリーグ戦もカップ(トーナメント)戦も制した2冠王だ。しかも、モウリーニョがこのチームを率いて2年目、ファンハールに至っては1年目にこの大成果なのである。近年イングランドとスペインに押されていた両国において、こんなわずかの期間で2人が盛り返したということ。しかもこの二人、それぞれ過去に1度ずつこのタイトルをとっている。モウリーニョはポルトガルのチームで。ファンハールはアランダのチームで。つまり、どちらが勝っても史上3人目だったかの「2国、2チームでヨーロッパチャンピオン監督」ということだ。そういう監督同士の決勝というのは多分、史上初めてのことだろう。さしずめ日本野球で言えば、川上哲治と野村克也の闘いと言ったところだろうか。しかも、この両者に、欲しい選手をほとんど全て与えた上で闘わせる、と。そしたら多分、野村が勝つだろうけどね。
しかもこの2人、師弟関係というのがまた、話題を呼ぶことになった。スペインのバルセロナにおいて、監督ファンハールの下でモウリーニョが働いていたという事実がある。モウリーニョの監督修行時代のできごとである。
ものすごいゲームになると思う。「多分、攻め続ける」バイエルン、「守ってカウンター」のインテル。それで僕の予想では、インテルが勝つ。なんせバルセロナでも歯が立たなかった超堅固な守備だし、高速選手ばかりをそろえたと見えるカウンターの切れ味! それも「スピードに乗った上でボールを受ける技術」が高いから、なかなか止められないし、下手に止めれば即ペナルティーだ。
と語っているこの僕、バイエルンについては余り知らないのである。ファンボンメルという素晴らしいボランチがいて、ロッベンという点取り屋がいて(この2人、オランダ人で、ワールドカップで日本が当たります)。フランスのエース・リベリーがいるということぐらい。このリベリー、同じドイツリーグに在籍する長谷部誠が「ドイツでも誰にも負けない自信があるが、彼にだけは、かなわないと感じた。ドイツでも希少な優れた選手です」と語った、そんな人物だ。ただし残念なことに、確か今回は出場停止だったとか。だから余計に、インテルの勝ち。つまり「出藍の誉れ」!
さー、深夜のサッカーバーに駆けつけるぞ-!
と言っても、明日はギター遊びの会、いろいろ大変だ。
ポルトガル人のモウリーニョが、イタリアはインテル・ミラノの監督。オランダ人であるファンハールが、ドイツのバイエルンミュンヘンを率いる。そもそも近年下火のイタリアとドイツがこの決勝で対戦なんて、久しぶりなのだ。これがまず、2チームの優秀さを示していると言える。ちなみに、2チームとも自国内ではリーグ戦もカップ(トーナメント)戦も制した2冠王だ。しかも、モウリーニョがこのチームを率いて2年目、ファンハールに至っては1年目にこの大成果なのである。近年イングランドとスペインに押されていた両国において、こんなわずかの期間で2人が盛り返したということ。しかもこの二人、それぞれ過去に1度ずつこのタイトルをとっている。モウリーニョはポルトガルのチームで。ファンハールはアランダのチームで。つまり、どちらが勝っても史上3人目だったかの「2国、2チームでヨーロッパチャンピオン監督」ということだ。そういう監督同士の決勝というのは多分、史上初めてのことだろう。さしずめ日本野球で言えば、川上哲治と野村克也の闘いと言ったところだろうか。しかも、この両者に、欲しい選手をほとんど全て与えた上で闘わせる、と。そしたら多分、野村が勝つだろうけどね。
しかもこの2人、師弟関係というのがまた、話題を呼ぶことになった。スペインのバルセロナにおいて、監督ファンハールの下でモウリーニョが働いていたという事実がある。モウリーニョの監督修行時代のできごとである。
ものすごいゲームになると思う。「多分、攻め続ける」バイエルン、「守ってカウンター」のインテル。それで僕の予想では、インテルが勝つ。なんせバルセロナでも歯が立たなかった超堅固な守備だし、高速選手ばかりをそろえたと見えるカウンターの切れ味! それも「スピードに乗った上でボールを受ける技術」が高いから、なかなか止められないし、下手に止めれば即ペナルティーだ。
と語っているこの僕、バイエルンについては余り知らないのである。ファンボンメルという素晴らしいボランチがいて、ロッベンという点取り屋がいて(この2人、オランダ人で、ワールドカップで日本が当たります)。フランスのエース・リベリーがいるということぐらい。このリベリー、同じドイツリーグに在籍する長谷部誠が「ドイツでも誰にも負けない自信があるが、彼にだけは、かなわないと感じた。ドイツでも希少な優れた選手です」と語った、そんな人物だ。ただし残念なことに、確か今回は出場停止だったとか。だから余計に、インテルの勝ち。つまり「出藍の誉れ」!
さー、深夜のサッカーバーに駆けつけるぞ-!
と言っても、明日はギター遊びの会、いろいろ大変だ。
1得点目の凄かったこと。後ろからのフワリとした大きな縦パスに、もう右ミリートと左スナイデルがゴール前に走り込んでいる。ジャンプしてマーカーに競り勝ったミリートが素早い横パスを左のスナイデルに。とともにマーカーを出し抜いて、更に前へというミリート。それに、スナイデルがワンツーの折り返し。これをミリート、悠々のゴールである。キーパーの左斜め上を抜けたシュートだったかと思う。ミリートはアルゼンチン人。「ワンツーによる得点はアルゼンチンのお家芸」と、そう聞いたことがあるな!