16日、ヘタフェ・ホームで対バルサ戦があった。僕は、このゲームを観るためにこの日わざわざWOWOWに加入したのである。
さて、39分に柴﨑のボレーシュート。これが今期リーグ戦4ゲーム目にしてバルサ初めての失点となって、ヘタフェの1対0。後ろから中距離の高い放り込みにバルサ陣営ペナルティエリア正面密集で競り合った身方が頭で浮かせて落としたボールに駆け寄ったのが、柴﨑。そのまま左脚を軽く振ったボレーシュートは、かなりの速度でキーパー頭上をすれすれに越えてから急激に落ちて、ゴール右上方に見事納まっていった。
去年のレアル戦のように「柴﨑、もう一点!」と身を乗り出した僕だったが、後半7分に、残念、故障交代。
さて、ゲームはその後2対1でバルサが勝ったのだが、ゲーム自身はヘタフェが押していたと観た。なんせ、前半のシュート数はヘタフェの8対3。その原因はこれ。ヘタフェというこのチーム、中盤での潰しが非常に上手いという今世界最先端の弱者の闘い方を身に付けていると観た。ちょうど、先日8月31日の日豪戦の日本のようなやり方だ。なかでも前半の柴﨑は両チームナンバー1の走行距離を弾き出しているというレポートもあった。柴﨑のこの走りがまた、ちょうどレスターの岡崎のように、相手からのボール好奪取の起点になっていると観たから、彼の交代は本当に残念だった。事実、柴﨑が退いてわずか9分でバルサ初得点となったのである。
これはここでは余談に属することだが、このバルサ、8月入ったばかりのパウリーニョが後半に途中交代で出てきて2得点目を上げた。中国でACL杯を何度も獲得して日本勢を苦しめた広州恒大からの移籍なのだが、本当に凄い選手である。技術はもちろん、スピードと強さと高さまでを兼ね備えていて、この日の得点は強い身体とスピードで相手ゴール前密集をゴールに向かって右方向に切り裂いて行って、遮るDF一人を軽くハンドオフ、と同時に逆サイドのファーギリギリにキーパーも届かない凄いゴールを決めた。流石に、ブラジル代表の中盤代表選手というところだが、タイプとしては世界の名FW・イブラヒモビッチを想起していたもの。
こういう柴﨑のヘタフェは、バルサとの上記のようなこの闘い方から結構良い線いくと見たから、今後の柴﨑は大いに期待できる。攻守ともにとても良く効いていると感じた。リーグのここまで4戦、全て先発の10番というのも、よく理解できたということだ。
それにしてもバルサと互角のリーグ戦において今期初失点を喰らわした10番が、柴﨑。相手の10番はあのメッシである。
さて、39分に柴﨑のボレーシュート。これが今期リーグ戦4ゲーム目にしてバルサ初めての失点となって、ヘタフェの1対0。後ろから中距離の高い放り込みにバルサ陣営ペナルティエリア正面密集で競り合った身方が頭で浮かせて落としたボールに駆け寄ったのが、柴﨑。そのまま左脚を軽く振ったボレーシュートは、かなりの速度でキーパー頭上をすれすれに越えてから急激に落ちて、ゴール右上方に見事納まっていった。
去年のレアル戦のように「柴﨑、もう一点!」と身を乗り出した僕だったが、後半7分に、残念、故障交代。
さて、ゲームはその後2対1でバルサが勝ったのだが、ゲーム自身はヘタフェが押していたと観た。なんせ、前半のシュート数はヘタフェの8対3。その原因はこれ。ヘタフェというこのチーム、中盤での潰しが非常に上手いという今世界最先端の弱者の闘い方を身に付けていると観た。ちょうど、先日8月31日の日豪戦の日本のようなやり方だ。なかでも前半の柴﨑は両チームナンバー1の走行距離を弾き出しているというレポートもあった。柴﨑のこの走りがまた、ちょうどレスターの岡崎のように、相手からのボール好奪取の起点になっていると観たから、彼の交代は本当に残念だった。事実、柴﨑が退いてわずか9分でバルサ初得点となったのである。
これはここでは余談に属することだが、このバルサ、8月入ったばかりのパウリーニョが後半に途中交代で出てきて2得点目を上げた。中国でACL杯を何度も獲得して日本勢を苦しめた広州恒大からの移籍なのだが、本当に凄い選手である。技術はもちろん、スピードと強さと高さまでを兼ね備えていて、この日の得点は強い身体とスピードで相手ゴール前密集をゴールに向かって右方向に切り裂いて行って、遮るDF一人を軽くハンドオフ、と同時に逆サイドのファーギリギリにキーパーも届かない凄いゴールを決めた。流石に、ブラジル代表の中盤代表選手というところだが、タイプとしては世界の名FW・イブラヒモビッチを想起していたもの。
こういう柴﨑のヘタフェは、バルサとの上記のようなこの闘い方から結構良い線いくと見たから、今後の柴﨑は大いに期待できる。攻守ともにとても良く効いていると感じた。リーグのここまで4戦、全て先発の10番というのも、よく理解できたということだ。
それにしてもバルサと互角のリーグ戦において今期初失点を喰らわした10番が、柴﨑。相手の10番はあのメッシである。
『 希望的観測をしているが、正直言えば心配だ。彼は開幕して以降、唯一無二の存在であり続けている。ひどい痛みを左足に感じたようだね。ちゃんとした診断結果を待たなければいけない。大した怪我ではないことを祈るよ 』
『●スペイン紙『La Vanguardia』
「シバサキがボルダラス監督の4試合連続スタメン起用に、報いて見せた。つねに足を止めずにボールを追い続け、バルサにプレッシャーを感じさせた。極めつけが先制弾。阻止不可能な左足ボレーで、カタルーニャの巨人を沈黙させたのだ。しかしながら彼の負傷交代(54分)を潮目に、流れはバルサに傾いた」』
エントリーにも書いたが、文中こんな表現の柴﨑の守備組織への貢献のことだ。
『つねに足を止めずにボールを追い続け、バルサにプレッシャーを感じさせた』
というこの点から考えると、柴﨑退場後9分で失点というのも、『彼の負傷交代(54分)を潮目に、流れはバルサに傾いた』事の結果と見えるのである。
僕はレスター岡崎のゲームをよく見るが、彼と全く同じ守備スタイルなのだ。常に走っていて、相手に前からプレッシャーを掛け続けているということである。前半の走行距離が両チーム一番とは、この事を意味している。また、前半の最高速度も、バルサ話題のデンベレに次ぐものだった事も記しておこう。彼は走行スピードも持ち合わせているのである。
また、走るそのスタイルであるが、すくっと上半身と頭を立てた走行姿勢は、往年の中田ヒデを思い出す。フィールドの隅々に目を走らせ、情報を得ているという視野の広さは、サッカー選手として最も重要な能力の一つである。ただこれは途方もなく難しい。周囲を見回すためには、足元のボールをなるべく見ないで操作するという技術が不可欠だからである。頭の良い柴﨑は、ヒデをも徹底して研究していることだろう。なんせ、歴代の外国籍日本選手で最も頂点を極めたのが、ヒデなのだ。
さて、岡崎がカップ戦で1ゴール1アシストでリバプールを蹴散らした。
ポルトガル・ポルチモネンセの中島は、2ゲーム連続先発で、今回は2得点。彼はもっともっと活躍すると思う。柴﨑が故障で出られなくなったから、彼らのゲームを観ることにするかな。