中華料理屋さんで26日、僕が購読していない中日新聞を読んでいたら、3面にこんな記事があった。先ず見出しは
【 新政権 思い届かず 初の全国知事会議 参院選控え気配りも 】
この記事の結論部分はこういうこと。抜粋してみる。
【 鳩山政権がこれほどまでに地方に気を使うのは、来年夏に参院選があるからだ。政権を安定させるためには民主党で過半数を獲得しなければならない 】
文中の「これほどまでに地方に気を使う」に該当する内容としては、この結論の前にこんなことが挙げられていた。首相が「二度も答弁した」こと。そしてある知事が「大変丁寧に首相が答えてくれた」と後で感想を述べたということ。この二つである。
さて、この文章を僕は、大変な手抜き記述だと思ったがどうだろう。同時に、一定の偏見をばらまいている可能性もあると言っても良いと思う。
首相が2度答弁したというのは、自民党時代に比べれば珍しいというだけのことだろう。そもそもそういう自民党時代が当たり前だとどうして言えるのか。初めての本格的な新政権の首相が2度答えることが、そんなに不思議なことなのか。むしろこのていねいさこそ当たり前なのであって、普通のことという意見だってあり得る。自民党時代が中央官僚と共に中央集権的でありすぎたという判断だってあり得る。「何せ相手は大事な大事な地方政治の代表者会議なんだから、これ以上であっても当たり前」と、そんな本心、態度で新首相が振る舞ったかも知れないではないか。
さて、こういうこと一切を考えてみようともせず、なぜこんな荒い背景説明が一挙に出てくるのだろうか。全く不思議だ。「これは参院選挙のため」と。この結論への他の推定補足説明も、一切全く無しになのである。なんというワンパターンな思考、記事だろうと、僕は考え込んでいた次第だ。
しかも筆者は、政治部・渡辺隆治と記名があった。こんな、「推定記事、推定文章?」なら、いくらでも書けるだろうが、全く無意味な、偏見をバラマキすらする文章であって、専門家としてははなはだ志の低い、情けないものだとさえ僕は思うが、どうだろうか。
☆ 投稿氏の言われるこの一文はまったく日頃感じていたことの指摘でガッテンその通りである。
読者のうかがい知れない情報を記者はその権利で探し求め白日のもとに晒すのが仕事のはずである。そのために報道の自由・取材の特権は存在するのである。いい加減な推測記事、予断・偏見・世論誘導の記事を書くならば政党機関紙に転職すべきである。
報道はあくまで、真実を求め読者に判断をゆだねる態度にこそ生き延び信頼をうる道がある。
民主党という視点で読めば。
そうです、下手な推測、予断、観測は不要。事実と、ほんのちょっとその先ていどを書けばいいんだ。予断なら、選択肢もしめさなければね。それもないって、ワタナベってこの政治記者、一体どういう奴なんだろう。それこそ予断だが、酒ばかり食らって、頭がだらけとる?ーーと、こういうのが、彼のやり口。
らくせきさん
もうちょっと説明してください。文意が伝わりません。