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八十路ランナーの手記(342)無意識マシン走は遅くなる  文科系

2021年02月05日 00時41分59秒 | スポーツ

 昨日エントリーへの補足を少々。無意識にマシンだけで走っていると、走力が確実に落ちると思う。15年ほどのマシン走り中心から、5年前の75歳ほどで外走りも同じように始めた僕が先ずそう感じたのだが、マシンで10キロ走れても、外で同じスピードではまず走れないという事態が、少なくとも老人なら生まれ始める。使う筋肉が違って、さらに今までここに書いてきた合理的走法の方が10ほども心拍数が少なくなることも分かったのだから。合理的走法では、マシン走で身につくようなより大きく曲がった膝を伸ばす筋肉を使わないからだ。このことはただし、外走り中心でやってきて、それと同じ走りがマシンでもできる人には当てはまらないこともありうる。

 同じ事でこうも言える。ちゃんとした外走りの走り方でマシンでも走れない間は、むしろマシン走りはしない方が良い。フォームも崩れるし、そもそも違う筋肉部分を鍛えていることになるからだ。地面で正しいフォームができても、マシンでこれを崩していればまともな練習、鍛錬にはならないということである。筋肉とその血管でさえ、違う部分を鍛えているのだから。関連していることだが、正しいフォームが身についてから僕の身体に新たにこんなことが起こって来て、驚いた。大地を走る全力疾走が速くなったのである。地面を思いっ切りつつくのか叩くのか、とにかくそういうことが出来るようになったのだった。今まではこんな風に思いっ切り膝をバーンと伸ばして地面を叩いたことは随分長くできていなかったと思いだしている。  

 ちなみに、僕は腿が強かったから、余計に以上のことに気づきにくかったのかも知れない。これは若い頃からやってPTAバレーに繋がったバレーボールとサイクリングとの成果なのだが。

コメント
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