●三国連太郎が死去。彼はこんな一語を残した。
「なんとか生き残ろうとした私は、殺すための鉄砲は一発も撃たなかった。」
●同様な言葉を残した人物に、フイリッピン戦線で戦死した享年23歳の竹内浩三がいる。
ながいきをしたい
いつかくる宇治橋のわたりぞめを
おれたちでやりたい
(中略)
さぁ、おまえ わたろう
一歩一歩 この橋を
泣くではない さあ、おまえ
ぜひともながいきしたい
この詩は、伊勢神宮の公式広報誌『お伊勢さんニュース』も巻頭に掲げています。
伊勢神宮の特性を思うとき、よくぞ載せてくれたと思いました。
竹内浩三は、〈兵隊〉をこう詠っているからです。
「ふるさとの風」や「こいびとの眼」のない「遠い他国」で「ひょんと死ぬ」のが兵隊。
アア 戦死ヤアハレ
兵隊ノ死ヌルヤ アハレ
●兵隊の死は、今もあります。
(1)サマワに5500人、クウェートに3600人派遣された自衛隊員のうち、
陸上自衛隊員19人、航空自衛隊員6人の計25人が帰国後、自殺。→『東京』『西日本』
(2)2010年のアメリカでは、6500人の帰還兵が自殺。→『ニュース・ウイーク』 (3)イラク・アフガン戦争から帰還した兵の約16%(21万人)が
心的外傷後ストレス(PTSP)を患っている。→『読売』
「なんとか生き残ろうとした私は、殺すための鉄砲は一発も撃たなかった。」
●同様な言葉を残した人物に、フイリッピン戦線で戦死した享年23歳の竹内浩三がいる。
ながいきをしたい
いつかくる宇治橋のわたりぞめを
おれたちでやりたい
(中略)
さぁ、おまえ わたろう
一歩一歩 この橋を
泣くではない さあ、おまえ
ぜひともながいきしたい
この詩は、伊勢神宮の公式広報誌『お伊勢さんニュース』も巻頭に掲げています。
伊勢神宮の特性を思うとき、よくぞ載せてくれたと思いました。
竹内浩三は、〈兵隊〉をこう詠っているからです。
「ふるさとの風」や「こいびとの眼」のない「遠い他国」で「ひょんと死ぬ」のが兵隊。
アア 戦死ヤアハレ
兵隊ノ死ヌルヤ アハレ
●兵隊の死は、今もあります。
(1)サマワに5500人、クウェートに3600人派遣された自衛隊員のうち、
陸上自衛隊員19人、航空自衛隊員6人の計25人が帰国後、自殺。→『東京』『西日本』
(2)2010年のアメリカでは、6500人の帰還兵が自殺。→『ニュース・ウイーク』 (3)イラク・アフガン戦争から帰還した兵の約16%(21万人)が
心的外傷後ストレス(PTSP)を患っている。→『読売』