6月7日

2015-06-07 | Weblog

日曜日の朝の楽しみなTV番組に、NHKの「日曜日美術館」があります。今朝は殊の外、目からうろこの如しでした。あのドッラガーが、日本の美を熱愛し、それも我々が気づいていない日本人の精神性を読み取っていたということです。

室町時代の水墨画に始まり、江戸時代の文人画や南画については、多くの一般日本人には馴染みがないでしょう。でも、それらは、西洋の著名な画家たちであるモネやマチスやピカソなどの手法を先取りしていると。中国から学んだ南画を日本の風土、日本人の精神性で先進と思われている西洋を凌駕していたと…。言われてみれば、「そうなんだー」と納得です。伊藤若冲の水墨画、胴体を丸く描いただけの鶴などは、マチスやピカソ的発想ですが、逆ですねー。ピカソやマチスが、若冲的だと言うべきでしょう。

昨夜のTV「池上彰が伝えたい実はみんな知らない日本…」でも、知らないことが多いと気付かされましたねー。日本人は、他から学び向上しようとする意識が高く勤勉です。でも、足元を見るのを忘れているような。日本人の精神性や自国の文化について、教育の中で見つめさせ育てる必要が出てきているのでは?

サミット会場に「伊勢.志摩」を選択したのは、良かったと思いますね。日本人の精神性を外国の方々に理解してもらうにはふさわしい場所が有ります。この機に、日本人にもアピールしてほしいです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。