21.9.6

2021-09-06 | Weblog

昨夜のパラリンピック閉会式は、ショウの演出が「素晴らしいかった!!」の一言です。ただ視覚障がい者には華やかな衣装もカラフルなライトの光も見えないし、聴覚障がい者には歌手の歌声も聞こえなかったのでは?と、ちょっと複雑な気持ちも湧いてきましたが…。でも、手話で歌ってましたねー。

パラリンピックは日を追う毎にNHKを観る時間が増えていきました。細かい競技の説明や解説があり、今までは気に留めていなかったことにも気づかされました。民放でもパラ競技の試合結果のVTRや解説があり、多くの人達が彼らの頑張る姿を身近に感じることができたのでは?

健常者のサポート役や年齢の大きく違う人たちも、或いは女性も入った混合チームで競える競技もあり、多様と共生そのものの世界がパラスポーツなんだと思いました。

人間はより人に近い人型ロボットを作ろうとしています。それならば、部分的に欠損しているところを補う技術はあまり労せずとも実現できるようにも思うのですが…。そうすれば世界の人口の15%の人達が快適になるのでは?とも思いますし、生活様式や道具も誰でもが使えるユニバーサルデザインにしていけば、誰にとってもストレスのない社会になるのではないかと思います。などなど色々と考えさせられたパラリンピックでした。

菅総理の退任が決まったようですが、コロナが思うようにコントロールできなくて、今までにない困難な1年だったと思います。批判されながらもオリンピックとパラリンピックを開催したことは、歴史に残る菅総理の成果と言えると思います。コロナ感染者数は、ここにきて減少傾向になってきていますが、五輪開催でコロナが急増したわけではなく、変異種デルタのせいですから、菅総理を責められないでしょう。さて、次なる日本の幕はどんな風に開くのでしょう?


21.9.3

2021-09-03 | Weblog

14歳の山田選手、笑顔が良いですねー。2つ目の銀メダルを取って見せた喜ぶ顔は、曇りのないピュアな笑顔です。身体的な障がいを持ってうまれての14年間は、様々な思いがあっただろうと思いますが、そんな事を感じさせません。

こんな若い人達が、頑張ることを楽しんでいるようなパラリンピックを初めて味わっています。所謂健常者の人たちも多くのサポート役をこなしています。これこそが共生社会なんではなかろうか?と思ったりもしています。義足の走り幅跳びなども健常の人達と一緒に競っても良いのでは?と思いました。

各競技のルールが、個人の障がいに応じて細かく考えられているのにも感心します。この要領でオリンピックに障がいのある人も一緒に競技をしてはどうでしょうか?多様性と共生社会とは、心のバリアフリーがあってのことでしょう。今後の社会の進歩が楽しみです。


21.8.29

2021-08-29 | Weblog

  若者のワクチン接種が低いと思われていたのは、ワイドショウーなどの取り上げ方にも起因しているのでは?と思われます。先日からの渋谷に於ける、若者向け予約なしワクチン接種で長蛇の列が出来たとの報を聞いて思いました。若者の多くも早くワクチン接種をしたいのに、行政はそのニーズを掴めてなかったのでは?

もっとも、最近の感染傾向が20代30代が多く重症化もするし後遺症もあるし、何より大量の感染者数の中では病院で診てもらえないかもという不安が大きくなってきた所以かも知れません。

状況の的確な把握と分析、迅速な体制作り等が上手くいっていないように思われますが…。

 


21.8.27

2021-08-27 | Weblog

 今までは、時間もなくゆっくりとパラリンピックの競技を見ることは無かったのですが、水泳の山田選手の背泳ぎを見ました。また全盲の選手の泳ぎも見ました。昨日は車いすバスケットも見ました。オリンピックでドキドキしながら見ているのと同じ気持ちにはなりましたねー。選手たちの表情もアスリートののそれでした。違いは、選手たちが何らかの障がいを持っているということだけです。自分のやり方で、やれることに努力を惜しまない姿勢に敬服します。

この2020パラリンピックは、自国開催だけに報道が緻密です。競技のルールも初めて知らされている感がします。彼らの鍛錬状況も映像で見られるので目から鱗のことばかりです。出来るだけ公平になる様なルールの作りや各自の障がいに応じたプレースタイルで競えるということも発見です。

知らないことが偏見を生むのだなーということを思い知らされます。


21.8.25

2021-08-25 | Weblog

  初めて最初から最後まで見たように思います。パラリンピックの開会式は、一言で言えば「良い開会式でした!!」オリンピックのそれよりも遥かに分かり易いし、出演者の一生懸命さや選手たちの嬉しさ楽しい雰囲気も伝わってきました。空港を舞台に片翼の少女が飛び立つまでの物語を、美しくも力強い映像と光で展開していく演出に引き込まれましたねー。最後の方で若冲の絵には驚きと同時に、動植物が集うドンピシャの1枚を選択していたのにも感動です。時間が長かったのですが、最後まで見て良かったーと思いました。

TV視聴率は23%くらいだったとか?もっと見て欲しかったなーと思います。私たちが色々な人たちと共に生きていること、どんな暮らしぶりなのか、どんな工夫をしているのか、どうやって克服しているのか?そして自分はどう関わって暮しているのか、社会の多様性とか共生というのは、実際に自分で見て感じて思うことで理解できるようになると思うのです。

コロナ感染が最悪の状態で広がる中ですが、児童生徒たちの観戦は出来るだけ実行してほしいと思います。最善の感染対策をして。心の柔らかい時期にこそ自分の目で見て感じて体験して欲しいと思います。生き方に大きく影響していくはずです。彼らが大人になった時、日本社会はよりよく変わっていくことになるでしょう。

 

 


21.8.23

2021-08-23 | Weblog

  日本の近代は、一番近い過去の歴史だと思うものの、よくわからないまま年を重ねてしまった気がしている。明治維新の偉人たちは、幕末の志士達のドラマで何度も見るし、第二次世界大戦での多くの犠牲者も広島、長崎の原爆も映像や語りでも認識しているけれど、戦後の日本が経済大国となった過程をよくは知らないままでいる。

NHKの大河ドラマ「青天を衝け」では、幕末の江戸時代から近代国家になっていく混乱の時期を、パリ万博時のヨーロッパの地から日本を描く視点が興味深く目から鱗でもあった。こんな社会の在り様が180度変化していく中で、どうやって経済基盤を作っていったのか?

日本には戻った渋沢栄一が、今後どのようにして近代日本の経済活動を牽引していくの楽しみです。明治天皇や徳川慶喜の役割は、何だったんだろうか?政治家たちの動きと合わせて、もっともっと激動の近代を知りたいと思います。


21.8.17

2021-08-17 | Weblog

  お盆も終わり通常生活が戻ってきましたが、雨は降ったり止んだりを繰り返して今なお降り続いています。例年の2倍3倍の雨量を記録している地域では、浸水や土石流も起こっています。毎年の必ず起こる災害になってきました。

コロナ感染も制御不能の様相です。ワクチン接種が終わった人達から旅行等で全国に移動すると、経済活動としては良いことと思いますが、ワクチン未接種の若者や壮年層がより活発に移動しますから、全国に感染が広がります。医療体制も崩壊で打つ手がなくなった感じですね~。モーニングショウのコメンテーターも、「ああしておけば良かった!!のに」と言った意見が多いような…。そんな過去形の話は聞きたくないですねー。図書館でちょっと分厚い本を借りてきました。これでは暫くまた自粛生活を退屈せずに送れますが…。

アフガンスタンでは、タリバンが全土を支配下に治めたと。国外に脱出しようとする人々が空港に押し寄せ、飛行機に群がる姿にはマスク姿など見られません。コロナの心配はないのか?医療が受けられないレベルの話ではない現実が、かの国ではあります。これも人間の暮し、人間社会です。

 


21.8.14

2021-08-14 | Weblog

  何ということでしょう!!!。日本の1日のコロナ感染者数が2万人を超えました。1万人で、とうとうここまで来たかーと思いましたが、あっという間に倍増です。以前との違いは、高齢者の感染者が少なく死者数も減っていることです。とはいえ、40代50代の重傷者が増え死亡に至るケースも増えているようです。回復しても若者には後遺症が深刻だとも聞きます。

対策は、人流の抑制とワクチン接種しかないようですが効果が出ていません。人流はかつての様には国民は自粛しません。「笛吹けど踊らず」ですねー。笛吹く側からも、力強さや必死さが伝わってきません。医療体制が破綻してきていると言いながらも…。効果的な対応策がなく、国民もこの状況に慣れてしまったのでしょう。この行きつく先は何処でしょう?

お盆期間を迎えるころから毎日雨が降り続いています。九州や中四国では河川の氾濫等の被害が報じられています。帰省は自粛するようにとの呼びかけに、天候も加わって人流が抑制されるかもしれませんが、被害にあったところでは更なる生活不安が加わるでしょう。

年々人間の暮らしは追い詰められているように感じられます。追いつめているのは、我々人間たちに他ならないのかも。今までの人間の暮し方が、この気候変動を招き災害をもたらしていると。自分で自分の首を絞めているのかも。コロナ抑制も、懲りずに出歩きコロナウイルスを振りまいているのは人間自身ですから。


21.8.9

2021-08-09 | Weblog

  今日は長崎原爆の日です。過去の多く人達の犠牲があって、「もはや戦後ではない」と戦後復興を世界に示す「東京オリンピック」を開催したのが、57年前になります。そして、2度目のオリンピック「東京2020」は、予期せぬコロナ感染症のパンデミックで1年遅れの開催となり、どうにか無事に昨夜閉会式を迎えました。一国民にすぎませんがホッとしました。

競技からは多くの感動も発見もありました。特に若い10代の選手たちの悲壮感もなく競技をを楽しみに、年齢も国籍も超えて喜び励ましあう姿は、コロナ禍を忘れさせてくれるものでもあり、未来をも感じさせてくれるものでした。

そんな中で、しっくりしないのは開閉式のありようです。開会式にはワクワク感がなく、これは時世がら仕方がないとしても、閉会式も競技から得た感動が冷めてしまう程でした。出だしの光の粒の演出には引き込まれましたが、それ以後は退屈でした。東京の休日には出会えないような人たちの動きや、坂本九さんの歌が流されたのにはビックリです。時代が違うのでは???と。これでは感動の続きも未来への希望や夢も持てません。

日本人の発想力は限界なのか。未来が描けない日本なのか。とか思いました…。聖火も予想通りのカプセルの閉じ方で消えていきました。「上を向いて歩こう」だけではない、コロナ禍を吹き飛ばす度肝を抜くような迫力ある演出が欲しかった。

政治にも社会全体にも、そんなメッセージに飢えている昨今です。

 


21.8.8

2021-08-08 | Weblog

  毎日、「コロナ感染者が過去最多です」という報道を聞きながらもオリンピックは最終日を迎えました。積み上げた総メダル数は58個、金メダルだけでも27個になったようです。競技者の皆さん頑張りましたねー。バスケット女子のアメリカに敗れての銀メダルは凄いと思いました。身長が2mを超えるアメリカ選手に対して、日本のメンバーには166cmの選手もいるのです。体格で劣る日本が戦える武器は技術力でしょう。ここまでくるには、日々の練習は如何ばかりだったかと…。どの競技者もそうなんでしょう。

試合後の選手たちから必ず出てくる言葉は、この大会の開催に関わった人達、運営スタッフ全ての人たちへの感謝の言葉でした。パンデミックで1年遅れてのオリンピック開催となり、加えて直前まで開催の賛否両論に揺れて祝祭の雰囲気はゼロといった感じ始まった57年ぶりの東京五輪になりました。

結果的にメダル数が多かったから、開催して良かったわけではなく、さまざまな問題が見えてきた事で開催の意義は有ったと思います。五輪そのものの意味や日本人の人権意識が国際スタンダードではない事も明確になったように思います。色々な競技があることも知りました。そして改めて、頑張る人達の姿から、TV観戦とはいえ多くの学びがありました。沸々と感謝の気持ちが湧いてきます。楽しい時間を過ごさせてもらいました。