OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

木の芽時のアイドルソング

2016-03-22 17:10:34 | 歌謡曲

春が来た / 水谷麻里 (日本ビクター)

あちらこちらで桜の開花宣言も出され、日本もすっかり春モードに入りましたが、しかし春といえば「木の芽時」でもありますから、様々な局面で妙にテンションが高くなって云々という話も出たりして!?

そこで思い出したように本日のご紹介は、昭和62(1987)年に発売された水谷麻里のドンズバな名曲「春が来た」です。

皆様ご存じのとおり、殊更昭和50年代後半からのアイドルブームは数多のカワイコちゃん歌手を世に出しましたが、本当に注目され、売れたのは極めて少数という現実もありながら、しかし同時に「記憶に残る」という存在が少なくありません。

そしてサイケおやじにとっての水谷麻里は、まさに後者のひとりであって、その要因は妙なテンションの高さ!?

もちろんデビュー時には正統派としての佇まい、意地悪く言えば、ありがちに平凡な芸能活動だったように思いきや、何故か典型的なアイドル歌謡ポップスを演じる時の彼女からは、不思議なベクトルが感じられたんですねぇ~♪

この「春が来た」にしても、作詞:松本一起&作曲:佐藤健、そして編曲:鷺巣詩郎が企図したところは、王道狙いの季節物だったと思われますが、水谷麻里の歌いっぷりが何か浮き足立っているというか、全く別なところに心が向いているような白々しさは、究極のポップソングと言えないこともないだうう!?!?

なぁ~んていう、稚拙なレトリックまでも弄したくなるほどです。

ですから、決して大ヒットしたとは言い難い結果も、これ以降に更にぶっ飛んだような不思議系の歌を出し、あっさりと(?)結婚した相手が、変人漫画家という評価も高い江口寿史であったという流れも、納得される気がしますねぇ~~~!?!

ということで、当然ながら水谷麻里には何の恨みもありませんから、ここは歌そのもので

 春がぁ来たぁ~♪ 春がぁ来たぁ~~♪

何も考えずに一緒に歌っても、全然OKだと思いますよぉ~~~♪

うむ、いよいよ春が本番かぁ~~~。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする