OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

燃えつきる心地良さ、そして電脳との対話

2016-03-28 17:51:09 | 歌謡曲

燃えつきて c/w ドロップ / 大橋純子 (フィリップス)

私用PCについて、連日の嘆き節なれど、やはりPCにも個人差というか、もしかしたら疑似人工知能的精神が芽生えているんじゃ~ないか?

と思わせる部分があるのが最近の事情です。

それは、こちらが様々な命令を出しても、恣意的に動こうとしない場合など、ある意味では所謂バグの所為なんでしょうが、それが積み重なると知能に変化するような気がしているほどです。

あるいは全力尽くしての燃えつき症候群なのか?

そりゃ~、機械だって自らの寿命に覚醒する事だってあるんじゃ~ないのか?

等々、ツラツラと考えていたら、ふっと心に過ったのが本日掲載のシングル盤A面曲「燃えつきて」というのは、ど~にも不条理と我ながら思うばかりです。

しかし演じている大橋純子の歌いっぷりは何時に変わらず痛快な凄みがあって、作詞:阿久悠&作曲:筒美京平が企図したところは、もちろん彼女が昭和53(1978)年に放った大ヒット「たそがれマイ・ラブ」の二番煎じというのが正直な感想ではありますが、しかし後藤次利のアレンジにはリズム的な先鋭が強く感じられるあたり、それが如何にも発売された昭和55(1980)年という時代を表しているのでしょう。

また、メロディ展開の旨味は、これまた如何にも筒美京平の「らしさ」全開♪♪~♪

いゃ~、これで燃えつきたって、本望と納得するしかありません。

ところが、そのあたりが裏目というか、失礼ながら文字どおりの裏面収録になっている「ドロップ」が矢鱈にタテノリの疑似4ビートで、個人的にはほとんど面白味を感じません……。

う~ん、これが同じ顔ぶれの製作陣のによる事という現実は、なんだかなぁ……。

ということで、サイケおやじは特にA面ばっかりを聴いていた典型的なレコードの1枚で、久々にB面に針を落としたら、ホコリが浸み込んだようなチリチリの音になっていたのは、まあ、あたりまえの事でした。

そして、やっぱりA面ですよっ!

なんとなくオリエンタルなイントロは某映画のイメージソングという事情があるにせよ、聴いていることの気持良さは揺るぎない名曲名唱だと思っています。

おい、PCよ、これをインストールしてやるから、機嫌を直してくれぇ~~~。

コメント (2)
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