OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

なでしこジャパンはプリティ・フラミンゴ

2011-07-18 15:36:23 | Rock

Pretty Flamingo c/w You're, Standing By / Manfred Mann (HMV/ 東芝)

やってくれましたねぇ~~♪

なでしこジャパンの大快挙っ!

もはや、これは奇蹟でもなんでもありませよっ!

全ては彼女達の実力が呼び込んだ時の運であり、決して最後まであきらめない不屈の闘志が全人類を感動させた源だと思います。

しかし、告白すれば、早朝に起床してのテレビ観戦も、サイケおやじは幾分の諦観を抱きつつの行動であり、それゆえに先制された後の同点ゴール、延長戦に入っても繰り返す劣勢からの同点劇、そして執念のPK合戦と歓喜爆発の勝利には、本当に気が抜けた思いも確かにあるほどです。

あぁ、久々に心地良い疲労を伴う喜びを与えてくれた「なでしこ」は、本当に美しく輝いていました。

そして、その姿は「なでしこ」というよりも、足一本で華麗に舞う「プリティ・フラミンゴ」に見えましたですねぇ~~~♪

ということで、強引ではありますが、それでも彼女達は確かに美しいフラミンゴでしょう。そうした勢いにまかせて、このシングル盤を出してしまったサイケおやじの浮かれた気分をどうか、ご推察くださいませ♪♪~♪

もちろん大好きなマンフレッド・マンが1966年春~初夏に放った大ヒット「Pretty Flamingo」は、現在までも大勢のミュージシャンにカパーされていますが、実はマンフレッド・マンのバージョンもアメリカンポップスのカパーだったと言われています。

しかし爽やかなラテンフレィヴァーを十八番のジャジーなオルガンとビートの効いたリズムアレンジで演出し、しぶといソウルフィーリングを秘めたフォークロックに仕上げた目論見はズバリ、直球ど真ん中のストライク!

実は当然ながら後追いで楽しんだサイケおやじには、こういうソフトでお洒落な味わいこそがマンフレッド・マンの本質か? なぁ~んて思い込んだ時期もあったんですが、リアルタイムではバンド内のメンバーチェンジや音楽的方向性の迷いが隠し様も無いことが分かってきてからは、尚更に愛おしくなりました。

ちなみに当時のマンフレッド・マンは所謂オリジナルのメンツからマイク・ヴィッカーズが脱退し、トム・マッギネスがギターに専念する事により、後にクリームを結成するジャック・ブルースがベース奏者として新参加! しかも看板スタアのポール・ジョーンズも独立を宣言していたという、非常に苦しい頃だったようです。

そこで実際の現場では当然の如く複数のホーンセクションや助っ人セッションミュージシャンが参加していたようで、この「Pretty Flamingo」も例外ではありません。資料的にも、おそらくはポール・ジョーンズが歌った最後のシングル曲じゃないでしょうか。

ですからB面収録の「You're, Standing By」にしても、従来のR&B路線を踏襲していながら、アメリカ南部のサザンソウルを中途半端に意識した部分が賛否両論かもしれません……。

ただし、そこはポール・ジョーンズという稀代のボーカリストが未だ強い存在感を示していますから、これはこれで侮れませんよ。

ということで、やっぱりこのシングル盤はA面の「Pretty Flamingo」で決まりですっ!

そして穏やかで開放的な歌と演奏の雰囲気の良さは、激闘の末に全国民に勇気とあきらめない力を与えてくれた「なでしこジャパン」の彼女達に相応しい!

プリティ・フラミンゴ♪♪~♪ 万歳っ!

コメント (2)
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