今度、広辞苑に新たに採用された言葉に「がっつり」が入っているそうな。
はっきり言って、この言葉は嫌いです。なぜなら日本語として美しくないから。おそらく使い方として、昼飯をがっつり食べた、という風に使うのでしょう。
私の判断基準は、自分の美的感覚に照らして、言葉が美しいかどうか。
これ、実は方言として既に小さい頃から使っています。秋田弁で言う「がっつり」は意味が違います。
あの生意気な野郎は、がっつりやらねぇばダメだ。となります。
ぶん殴ると言う風な意味です。前から使っていた言葉なので、新語は違和感満載です。使い方によって、美しいかどうか決まります。方言はOKです。
言葉は流行に左右されます。変化すること自体は許されることです。今でも使われる言葉に「カッコいい」という表現があります。これが出現したのは昭和40年代くらいでしょう。筒井康隆の短編に出てきます。この言葉が、淘汰されなかったのは不思議です。「おしゃれ」とか他に言い方は色々あるのに、今でも健在です。良く使われます。つまり「カッコいい」は、時代を超えてカッコいい言葉なのです。
シカシ、「がっつり」はカッコ悪い。
ps. 北海道方言だったかー。