松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

広辞苑採用の「がっつり」は、キライ。

2017-10-26 18:17:29 | 日記・エッセイ・コラム

 今度、広辞苑に新たに採用された言葉に「がっつり」が入っているそうな。

 はっきり言って、この言葉は嫌いです。なぜなら日本語として美しくないから。おそらく使い方として、昼飯をがっつり食べた、という風に使うのでしょう。

 私の判断基準は、自分の美的感覚に照らして、言葉が美しいかどうか。

 これ、実は方言として既に小さい頃から使っています。秋田弁で言う「がっつり」は意味が違います。

 あの生意気な野郎は、がっつりやらねぇばダメだ。となります。

 ぶん殴ると言う風な意味です。前から使っていた言葉なので、新語は違和感満載です。使い方によって、美しいかどうか決まります。方言はOKです。

 言葉は流行に左右されます。変化すること自体は許されることです。今でも使われる言葉に「カッコいい」という表現があります。これが出現したのは昭和40年代くらいでしょう。筒井康隆の短編に出てきます。この言葉が、淘汰されなかったのは不思議です。「おしゃれ」とか他に言い方は色々あるのに、今でも健在です。良く使われます。つまり「カッコいい」は、時代を超えてカッコいい言葉なのです。

 シカシ、「がっつり」はカッコ悪い。

 

 ps. 北海道方言だったかー。

コメント
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