五城目町の県道4号線を北へ向かうと、湯の越温泉がある。
そこらへんは、浅見内という地域だと思うが、花壇が充実していて、目を奪われる。
背景は、山と林なので、花のたたずまいが、またいい。
一番奥と思われる場所で撮影していると、鈴木宗男に似たお父さんが、軽トラを車庫入れして出て来た。
「どーも」と挨拶を交わす。しかし「どーも」とは便利な言葉だ。初対面でも、これで済ませることができる。
それで、「この界隈の花壇は、どごも凄いスな。コンクールでも、やってらんだスか?」と言ってみた。すると、「なんも、なんも、すぎで!」。好きでやっていらっしゃる。つまり趣味ということだ。
イネも植物だから、農家の人は花を育てるのも上手だ。さほど儲かってはいないだろうけど、日本の農家は花を育てる余裕がある。金銭的な余裕でなく、心の余裕だ。ここら辺が、日本人らしくてボクは好きだなあ。
田舎に似合う看板だが、安倍さん、お願いしますよ。
歩いて散歩しようと、出た途端に、雨が落ちて来て、晴れ間の見える方向へ車を走らせたら、ここまで来た。青空はもっと北の方向だが、撮れ高は充分なので、戻ることにしよう。
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