夢をみた。野球のマンガだった。しかし吹き出しを読んでいる
わけではなかった。セリフは直接頭に入ってくる感じ。
この高めを振ってくれれば、次もいける。そう言っていた。
絵は意外と幼稚だな、とじっくり最後の場面を観察した。
荒削りだが、雰囲気は出ている、なんて感じていた。あれも
アカシックレコードに刻まれているのだろうか。だとしたら田中マー君の
ことかも知れない。大リーグでプレーしている姿だ。
あ、さてー。相撲ですが、取組よりも画面にたびたび入ってくる和服の美人が
気になって勝負に集中できない。それで検索してみた。一発で出た。やはり
オレ以外に気にしている人間がいるようだ。身元まで分かっちゃった。
中洲のママで、店の名前は「田じま」、33才。これを先輩との飲みで話題にした。
次の日、「緑の和服の人物ですか?」とメールが来た。「ピンポ~ン、きょうは
オヤジ連れですね。スポンサーでしょうか」相撲中継を見ている会話ではない。
人の私生活をのぞき見している感覚だ。よく電話が来るなあ、誰と話している
んだろう。いや~ん、気になる。
そっちに気が行く程、すもう自体がつまらなくなっているのかも知れない。
確かに昔の相撲取りはほっそりして、行ったり来たり、ワザの応酬で観客を
湧かせている。65歳定年の親方の、現役時代の映像が入ると、確かにそう思う。
外人力士も増えた。増えたと言うより、その中に日本人がいる感覚。
先輩は言う。大相撲はスポーツじゃないと思っている。スポーツは勝ち負けが
優先する。相撲はそうじゃない。分かる、伝統にのっとった、或る種の儀式だ。
これを継承していくことが、国体の護持につながる。大げさに言えばね。
日本の古い神々に捧げる奉納の形なのだ。それが外敵に侵されることは
ゆゆしき事態だ。日本の破壊につながる、もしかしたら縮図かも知れない。
しかし別の見方も可能だ。日本の伝統に外人勢を巻き込んでいる、という
風に見えないこともない。今までも、そうやって外圧がやってくるたび、日本らしさ
を残しながら、連綿と伝えてきたのだから。
さて、今回はどっちなんだろう。
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