松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

W竹田のコメント&真央ちゃんの過度の緊張癖

2014-02-10 09:47:17 | スポーツ

竹田恒泰氏は、言いたいことをはっきり言う人ですね。さすがJOC会長の

息子です。メダルを噛むのは品がない。それは確か。そして獲った人間が

やりたくなる気持ちは分かる。胸に手を当てる習慣は日本にはない。

直立不動で歌え。なるほど、皇統の系譜だけに正論でしょう。

国費を使っていて、予選落ちしたのに「楽しかった」はない。

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同じ姓を名乗る、竹田圭吾氏(ニューズウィーク日本版元編集長)は

異論を唱える。「選手はお国のために競技しているわけではありませんよ」

はい、それも正論です。つまりみんながみんな、オリンピックは特別なもの

という別格扱いしている、という点では一致している。

そこが、真央ちゃんがはまる、大きなワナなんだと思う。

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彼女はそれらとは別次元で、オリンピックを特別視している。

オリンピックで金を取らなければ、どんなにグランプリシリーズで

いい成績を取ろうと意味がない、とまで考えているに違いない。

その特別な思いが、彼女の体の筋肉の一本一本まで固くする。

いつも見ていて考える。もっと楽に滑ればいいのに、と。

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最高の技術を持っていて、最高の表現力があって、唯一

芸術の領域まで到達している浅田真央は特別な存在だと

思う。その自覚もある彼女が、4年に一度しかない最高の

舞台で、自分を表現できる機会を与えられた、世界で数少ない

エリートのひとりなのだ、となぜ思えないのか。

それが残念です。最高のお膳立てをしてもらった舞台で、

思ったことを表現できる。これほど恵まれた人間は

数えるほどしかいないのだ、となぜ思えないのか。

硬くなる必要なんかない。むしろ喜びでいっぱいに

ならなければいけない。それが「ゾーンに入った」

感覚なのだと思う。

結果には私は期待していない。

ただ、その境地に到達してもらいたい。

それだけを願っている。

ただし、それもこれもプーチンの手のひらで

踊るひとりの人間に過ぎないのだけれど。

この大会は、プーチンの、プーチンによる、

プーチンのための、オリンピックなのだから。

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