松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

散歩中、小学生が掛けてくる言葉、「こんにちは」

2014-02-11 13:49:13 | 日記・エッセイ・コラム

車を使って歩いていると、身体を動かした気分になる。

しかし肝心の足は使っていない。「帰りのあし、あるか」うまい形容

だと思う。その足を使って散歩した。すると小学生が声を掛けてくる。

「こんにちは」こっちは予期してないから、「おう、こんにちは」くらいしか

返せない。もう一人小学生が、おばあちゃんと歩いてきた。この子も

「こんにちは」と言ってくる。雪が降る中、完全武装の誰とも分からぬ

人間に優しく声を掛けてくれる。人間の基本は、あいさつ。それが

できるから、秋田県の子供は学力も上位なのかも知れない。

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言葉に関しては、「カネを積まれても使いたくない日本語」の著者、

内館牧子氏に共感するところが大である。今風の若い子の使う

言葉に関しては、彼女が熟知しているので、しかも痛快なので省くが

それ以外にも、せっかく学校で習ったのに、いまさら変化している

日本語も多い。ローマの皇帝「カエサル」って何。身代わりの速いサル

かいな。「シーザー」って言えよ。なぜにわざわざ、カッコ悪い日本語の

方を使うのさ。J・G・バラードの「結晶世界」を、ついに1週間かけて読んだ。

その中に「ビールス」という言葉が出てきた。今の人には分かるまい。

「ウイルス」のことだ。古い記憶がよみがえった。DNAを発見した頃、

学会では「ビールス」という言葉を使っていたはずだ。

「インスリン」も気に入らない。なぜ「インシュリン」ではだめなの。

5年ほど前、下血して入院した時、向かいのベッドが糖尿病患者だった。

医者も看護師も、古い人はつい「インシュリン」と言ってしまうのを聞いた。

自分を殺してまで、使わないといけないの。

ついでなので、「分泌」これを「ぶんぴつ」と呼ぶ。しかし今でも「ぶんぴ」

と言っている人もいる。どっちかにしろー。

ついでに、「光合成」我々は「こうごうせい」と習った。しかしその後

「ひかりごうせい」になった。でもNHKEテレで「こうごうせい」と言っている。

どっちなんだー。オレらを、もてあそぶのも、大概にしろー。

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