上小阿仁プロジェクトの八木沢会場です。
一番遠いのが、段々畑を登った先にあって、疲れました。
この金ピカの箱の手前の畑で仕事中のおじさんに、
このあぜ道を通っていいか聞きました。
84才だそうです。ぽろぽろジャガイモを掘っくり返していました。
元気でした。
アーティストにも会いました。
オレを待っていてくれたのが大小島(おおこじま)マキさん。
あ、これ沖田面小学校にもあったね。
中も快適だから入れと言う。
もぐり込むと、ふかふかのベッド状態になっていた。
透かした模様が綺麗だった。
絵の題材について、いろいろ説明したかったんだろう。
相当考えた力作なことが言葉から伝わってくる。
しかし二人で中でいちゃつきたかったが、
次のお客様がすぐ後ろに来ていた。惜しかった。
ここでは不思議な事が起こる。八木沢の妖精に遭った。
こんな格好するのは、おばはんに違いないと、
遠目に考えて、すれ違うと若いじゃないか。
あなたは妖精ですか、と戻って聞けば良かったが、
その元気は無かった。
代わりに大小島さんが追っかけて来て、
一緒に雨の中を公民館に向かった。
地元の人と気軽に名前を呼び合って、すっかり溶け込んでいる。
公民館では野菜たっぷりカレーを注文したが、
なにやらたくさんのスタッフが集まってミーティングしている。
武蔵野美大が多かったような気がする。
可愛い子が二人でこっちを見てニコッと笑う。
非常に初日なので、初々しい。
疲れて濡れた体に、
カレーは甘くて染みるように入ってゆく。