松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

田んぼアートの真実

2019-07-11 10:38:44 | 日記・エッセイ・コラム

 たまたま二度目の田んぼアートを見学に行くと、

 団体様がマイクロバスで見えていた。

  いや有名になったもんだな。観光客が来ているぞ、

 と思っていたら、なかなか団体様帰らない。

 軒下でお茶を飲み始めた。

  しまいに、感想はどうですか、みたいな質問を浴びせて来る。

 それが作業を担当したご本人様の団体だった。

  遅ればせながら、団体様の囲んだ貯金箱に、小銭をチャリンチャリンと入れて、

 ご機嫌取りみたいなことをしておく。

  すると紙コップに良く冷えた麦茶が回って来た。

  おもむろに連れの仲間が、根掘り葉掘り聞き始める。

 古代米がどうだとか言ってるうちに、核心を突く回答を聞き出した。

  これに使用した6色の米は、勝手に収穫しちゃならねえらしい。

 「廃棄」という言葉が聞こえた。

 つまり毎回、種もみだか苗だか知らんが購入しているのだ。

  上手に描いた美人やナマハゲも、肖像権があって、農協自身で使用している、

 ポスターやなんかの絵柄を、許可をもらって書いているらしい。

  とんだところで、田んぼアートの理想と現実を知った。

  いやー。何気ない風景の中に、きっちりと割り切った商売をしているんだね。

  と思ってネットを検索すると、田舎館村と楽天が提携して色んな商品の通販を、

 手広くやっている。

  田舎館村得意の田んぼアートのジグソーパズルから、

 村役場庁舎のプラモデルまで売っていたぞ。

  キッチリ商売してんなー。

  そういう、ことだったのかー。

コメント
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