こんな日が来るなんて、想像出来ましたか金足のみんな。信じられない程、幸せな夏です。
5番大友君のホームランのあとの、8回、9回のピッチング。吉田劇場のフィナーレで球場が揺れました。9回1アウトからの150球目が149k。151球目も149k。さらに152球目も149k。気持ちいいでしょうね。球場の地鳴りが。だからこんなに疲れていても、投げられるんでしょう。
ボクシングで栄光を味わったファイターは、またあの会場の応援、叫び声が聞きたくて中毒のような状態に陥るそうです。それが5万人ですよ、大げさに言えば。たまらんでしょう。
それもこれも主審のおかげです。1回の1点も、3回の2点も、主審のジャッジから生まれました。あれがストライクなら、吉田劇場は生まれませんでした。8回の怒涛のストライク。
これと1回、3回の違いが分かりますか。これが常人には理解不能の世界です。皮肉じゃないですよ。純粋にドラマという観点から、あれは正解なのです。そのために吉田君の肩が壊れようとね。
プロのスカウトは気をもんでいるでしょうね。評価が上がるのはうれしいけど、プロに入ってから使い物にならない。なんてね。
でも吉田君は横浜相手でも、全力で行くでしょう。それが金足農業の全力野球ですから。
それにしても、いい校歌だなあ。この地区を「海老穴」と言うんだけど、エビ反り効果で宣伝校歌抜群!