超常現象・第1集について、結構みなさん関心が高かったようなので、
2集の感想についても、書き加えたいと思います。
相変わらず回りくどいやり方でしたね。ニセの超能力者、つまりマジシャンを
用意したりして、まゆつばを思わせる内容から入るのでした。
遠隔透視に出てきたマクモニーグル氏は、卑弥呼の出身地についても
透視した方で、あの番組も見ました。彼は本物です。それは私でなくアメリカ
が認めたのですから、非難のしようがありません。冷戦当時、ソ連の秘密基地
の衛星写真を見せて、この中で何が行われているか透視してくれ、と言われて
ズバリ当てた能力の持ち主です。それは巨大潜水艦の建造工場でした。
当時あり得ない規模の大きさで、しかも前部に4つの核ミサイル発射口が
あることまで正確に透視しました。でも日本の風景写真は、透視することが
できませんでしたね。
ゆうべの結論は、わたしに言わせればただひとつ。脳の働き、つまり
意識と量子論の関係性が見えてきた、ということでしょう。
テレパシーなどの、脳の不思議な働きは、量子の振る舞いと似ている
そうです。量子とは素粒子や電子、はたまた光子のことです。
その量子が二つ、衝突したとします。するとこのペアは
どんなに離れていても、瞬間に影響しあう「量子もつれ」という現象を
引き起こします。このことが将来、説明不可能な現象を解き明かして
くれるのではないかと期待されるのです。さあ、だんだん私の好きな世界
に入ってきました。
こういう状況を1960年代に主張したSF作家がいます。J・G・バラードです。
彼は外宇宙の物語に早々に限界を感じ、もっぱら内なる宇宙、
インナースペースを探求した人物です。内なる宇宙とは「外にある現実と
内にある精神が出会い、融けあう場所」のことだそうです。
彼の作品を読むには、相当な精神力が必要です。そのバランスが狂うと
パラノイアの世界に踏み入ってしまいます。未だに長編の「結晶世界」は
最後まで付き合ったことがありません。
予知能力などはもともと誰もが持っていた能力で、人間の生存本能に
根ざした、危険をあらかじめ察知する能力だそうです。
あなたはそんな不思議な体験の一つや二つ持っていませんか。
相手のことを考えていたら、電話が鳴ったとか・・。
「宇宙よりも深淵なのは、自分の内なる宇宙だ」と思います。
超能力を解明するには、まだまだ、もっと精密な機械が必要です。
ちょうどケータイが、どこにあるか分からないサーバーを中継して
つながっているように、
人間の脳も、何かを通してつながっているのかも
知れませんよ。