オラ、ノアの洪水ってやづは、このごどがど思ったで。
オラの、おど様の生まれた村だ。
金足の片田でいう村でよ。この馬踏川はよ、雨つづげばまず大体、水上がる
場所ど相場が決まってらあだ。
対するこっちはママが生まれた上新城から下流の岩城。
よくニュースに流れる新城川。考えてみれば、うちのご両親は毎年のように
氾濫を繰り返す川沿いに育ったのでございます。縄文人だから当然と言えば
当然なんですがね。
この流れを見ていると、心臓がドキドキしてきます。圧倒的な流量で向かってきます。
水はボクらの体の大部分を占める大切な物質ですが、同じものかと疑うほどです。
単位時間当たりに通過していく水の塊を見ていると、流されたらおしまいなのが
良く分かります。三陸沖の津波も同じことが言えます。しかも水は浮力を与えます。
だからでしょう、立派なビルですら基礎からひっくり返るのです。水の中では
軽くなってしまうのです。
でもまだ流れてくるものがかわいい。木の切れ端程度。台風の時は凄いです。
さらわれた大木。発泡スチロールの箱。ゴミの山。何でもありです。
上流で何が起こったか良く理解できます。
友人の田や畑を見て来ましたが無事でした。雨は止まずに降っているので
まだ安心はできません。
暑さで参っている地方の皆さん、少しは涼しくなりましたか。