8月20日、大阪市教育委員会は松井市長の意を受けて、木川南小学校の久保敬校長文書訓告処分にした。久保校長が松井氏に提出した「提言」が信用失墜行為なのだそうだ。
大阪市だけが突如、松井市長の思いつきで、小中学校にオンライン授業を押し付けた。わずか二つのオンライン指定校だけは形をつくろうことができたが、あとのすべてが準備もないまま振り回され、犠牲になったのは子どもたちと保護者だった。教育を政治の思惑で振り回すな。教育は教育の論理、条理で執り行われるべきだ。
久保校長の提言は教育への深い理解に裏付けられ、子どもへの愛情あふれるものだった。だが、松井市長・教育委員会は痛いところを突かれ、提言を聞く余裕も失い、処分に出た。予定通りの行動ではあるが、精神的にみみっちい行いだ。
こころある市民、保護者、子どもたちが久保校長を支えるために手をつなぐだろう。