『サンデー毎日』10・12号「安倍と在特会元幹部の仲良しツーショットの仰天」、百田また暴言

　『サンデー毎日』10・12号が、このブログでもとりあげた安倍首相と在特会元幹部増木重夫氏とのにこにこ顔のツーショット写真を取りあげた。安倍氏に確認取材を申し入れたが回答はなかった。今はニューヨークから戻っているのだから、取材に応じるべきだ。
　『サンデー毎日』は朝日バッシングの問題でも、ジャーナリスト・江川紹子氏や津田塾大教授・萱野稔人氏ら5人の識者を登場させて冷静に問題をあつかっている。日本全体を覆っているかのような右翼新聞雑誌のヒステリーは、戦時下あるいはマッカーシズムを想起させる状況だ。これを打ち破るべく良識ある言論人が立ち上げることが期待される。
　ところが、あの百田尚樹氏が、土井たか子氏の死に対して、「土井たか子が死んだらしい、まさしく売国奴だった」と暴言を吐いた。彼はNHKの経営委員だ。普通の人以上の「品格」が求められる地位にある。百田氏は、都知事選で極右の田母神氏の応援に立ち、相手候補を「人間のクズ」と罵倒し、軍を持たないバヌアツ、ナウルを「家にたとえると、くそ貧乏長屋で泥棒も入らない」と侮辱した。
　NHKの経営委員としてふさわしくないことは明らかだ。彼が経営委員として勤まるなら、今刑務所に入っている人以外誰でも勤まる。ただちに罷免すべきだ。