2017年5月7日のフランス大統領選決選投票で既成政党に属さないマクロン候補が圧勝した。極右に権力を渡してはいけないと苦渋の判断でマクロンに投票した人も多かったようだ。極右ルペン候補は33・9%の票を獲得したが敗れた。敗れたが、陣営は勝利気分だという。次の勝利につながる陣地を築いたとの判断だ。排外主義、自国第一をとなえるルペン候補は、ヨーロッパで勢力を拡大している極右のシンボル的存在だ。
フランスはじめヨーロッパでの極右の伸張が日本のマスメディアで特集されることが多くなっているが、私は違和感を覚える。何かというと、日本こそ、ヨーロッパに先んじて、極右勢力が政権政党自民党を制圧し、日本の国家権力を掌握している事実に触れないことだ。日本こそ極右政権国家だ。フランスの心配をする前に日本に現実をえぐるべきだ。
ヨーロッパ、フランスの極右に比べて日本の安倍極右日本会議の方が極右度がひどい。ルペンは移民排斥、排外主義、自国第一を主張する。日本はどうか。排外主義では相当なものだ。難民申請があってもほとんど受け入れない。安倍のお友達の日本会議極右政治家が韓国朝鮮人排斥、ヘイトスピーチの勢力と完全に一体だ。
日本の安倍極右日本会議は、日本の植民市支配、中国・東南アジア・太平洋地域侵略を何ら反省することなく正当化している。韓国朝鮮・中国・東南アジアの従軍慰安婦は性奴隷ではなく商売で売春をしていたと女性を侮辱し、南京大虐殺はでっち上げだとうそぶいている。安倍首相は国会でポツダム宣言を読んだか問われて、「つまびらかに読んでいない」と答えた。ポツダム宣言を受け入れて日本は15年に及ぶ侵略戦争を終結した。受け入れが8月15日よりさらに遅くなれば、破滅はもっと深刻なものになっていた。ポツダム宣言は、連合国に対して、日本の戦争責任を認め、民主主義を復活するという国際公約だった。ポツダム宣言の実践として新憲法制定もあった。ポツダム宣言こそは「戦後レジーム(体制)」の骨格だ。安倍が戦後レジームからの脱却を政治目標の中心にするのは、戦後の出発での国際公約を破棄することだ。
フランス、ヨーロッパの極右が、戦後レジームからの脱却、戦時中の体制への回帰を言っているか。ヨーロッパ的常識にはそんなことはありえない。安倍極右日本会議は、侵略戦争をイデオロギー的に準備した教育勅語を礼賛し、これを日々実践していた森友学園・塚本幼稚園の教育をほめたたえていた。 つまり、ヨーロッパの極右よりも、日本の安倍日本会議は、より深刻なものだ。しかもこれが自民党を制圧し、内閣の全員近くがそのメンバーだ。公明党という宗教政党がこれにひれ伏し、維新という新しい極右政党がタッグを組むに至っている。
日本政治の極右度はヨーロッパの比ではない。
フランスはじめヨーロッパでの極右の伸張が日本のマスメディアで特集されることが多くなっているが、私は違和感を覚える。何かというと、日本こそ、ヨーロッパに先んじて、極右勢力が政権政党自民党を制圧し、日本の国家権力を掌握している事実に触れないことだ。日本こそ極右政権国家だ。フランスの心配をする前に日本に現実をえぐるべきだ。
ヨーロッパ、フランスの極右に比べて日本の安倍極右日本会議の方が極右度がひどい。ルペンは移民排斥、排外主義、自国第一を主張する。日本はどうか。排外主義では相当なものだ。難民申請があってもほとんど受け入れない。安倍のお友達の日本会議極右政治家が韓国朝鮮人排斥、ヘイトスピーチの勢力と完全に一体だ。
日本の安倍極右日本会議は、日本の植民市支配、中国・東南アジア・太平洋地域侵略を何ら反省することなく正当化している。韓国朝鮮・中国・東南アジアの従軍慰安婦は性奴隷ではなく商売で売春をしていたと女性を侮辱し、南京大虐殺はでっち上げだとうそぶいている。安倍首相は国会でポツダム宣言を読んだか問われて、「つまびらかに読んでいない」と答えた。ポツダム宣言を受け入れて日本は15年に及ぶ侵略戦争を終結した。受け入れが8月15日よりさらに遅くなれば、破滅はもっと深刻なものになっていた。ポツダム宣言は、連合国に対して、日本の戦争責任を認め、民主主義を復活するという国際公約だった。ポツダム宣言の実践として新憲法制定もあった。ポツダム宣言こそは「戦後レジーム(体制)」の骨格だ。安倍が戦後レジームからの脱却を政治目標の中心にするのは、戦後の出発での国際公約を破棄することだ。
フランス、ヨーロッパの極右が、戦後レジームからの脱却、戦時中の体制への回帰を言っているか。ヨーロッパ的常識にはそんなことはありえない。安倍極右日本会議は、侵略戦争をイデオロギー的に準備した教育勅語を礼賛し、これを日々実践していた森友学園・塚本幼稚園の教育をほめたたえていた。 つまり、ヨーロッパの極右よりも、日本の安倍日本会議は、より深刻なものだ。しかもこれが自民党を制圧し、内閣の全員近くがそのメンバーだ。公明党という宗教政党がこれにひれ伏し、維新という新しい極右政党がタッグを組むに至っている。
日本政治の極右度はヨーロッパの比ではない。