山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

憲法破壊のクーデタ

2014年07月02日 22時39分35秒 | Weblog
 2014年7月1日は、安倍自公内閣による日本国憲法破壊のクーデタがおこなわれた日だ。
 憲法9条を変えるために、去年は96条改憲手続のハードルを下げるというずるいことをやろうとして、きびしい批判のもと取り下げた。ところが、今度は、よりずるいやり方、すなわち憲法解釈を180度変えて、9条を事実上削除する挙にでた。私的懇談会の答申なるものを受けてからわずか1か月半で押し切ったのだから、これを憲法破壊のクーデタといわずに何といおうか。
 憲法は権力の横暴を縛るものなのに、権力が憲法を勝手気ままに改変するのは、立憲主義の土台を破壊するものだ。安倍首相は、もとより99条の憲法尊重擁護の義務をはたしていない。憲法の最高法規性を規定した98条は、憲法の条規に反する法律、命令、国務に関する行為はその効力を有しないと定めている。つまり閣議決定で憲法を改変することを認めていない。閣議決定が憲法より上位にくるなど、憲法の想定するところではない。立憲主義の破壊だ。
 
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