第16回アート作品展「美夜古の風」に行って来ました。
この春の訪れを待って例年この時期に開催される絵画作品展です。
私も一フアンとして、毎年楽しみにしています。
ブログ掲載も、第9回から続けており、第12回(2018年)は
行っていませんでした。
*振り返ってご覧頂くには「バックナンバー」で。
《 2016・2・21 2017・2・14 2019・2・15 2020・2・11
2021・2・11 2022・2・4 》
今日も青空ですが、まだ風は冷たく感じます。
「美夜古の風」のタイトルの意味するところは、春なんですがねぇ~。
会場のみやこ町 「みどりの館」は、この時期外の景色も味があります。
ちょっと雰囲気を~この館の名前は「みどり館」
でも、今の時期は… 裏山の樹も 枯れて~でも、枯れ加減?が
素敵です。
空に向かって目をやると~
気持ちいいです!
玄関の古木の傍には…「南天」の赤が鮮やかに。
館も、西日を浴びて幻想的に映えます。
もうすぐ満開でしょう ~白い梅の花も膨らんできました。
少しばかり冷たい風に当たって…館内に。
コロナ禍の切ない時期での作品制作には、みなさんきっと大変な思い
でも、「作品に込めるエネルギーは人一倍」
その、熱意は作品を通じて感じました。
70点以上もの出品…見ごたえがありました。
ぜ~んぶの作品をご紹介したいところですが…その中から
目に止まった作品を。
幸いに今日は、時間は午後2時過ぎ、車は駐車されていましたが
皆さん鑑賞の後のコーヒーのひとときでしょうか、会場は私、一人。
人ごみの中での鑑賞は?と思っていただけに・・・ラッキー!
誰にも邪魔されず?に ゆっくり、じっくり、眺め、作者の心を
探りながら~ 足を進めて、心地よい時間を過ごすことが~。
では、いつも この方の作品から
「マルス像とコーヒーミル」 有益人良竹
「日本海」 山路博之
「古の語り部」 蕪木 博
「太陽の理想郷」 岩本将弥 (*案内はがきの表紙)
「早春の滝」 田中博史
「ゆり」 宮脇和子
「黒川」 高田 増光
この作品の主題「黒川」にこんなインフォメーションがありました。
『築上郡上毛町の中央を黒川が流れている。この川の上流を照日前と言う。
ここに何時の時代か、どのような訳かは知らないが、京の都から「照日御前』
が来られたと言う。そして「緑の黒髪」を川で濯がれたところ川の水は黒く染まり
「くろごん川」と呼ばれるようになり、今は「黒川」と呼ばれています。
この作品、私の記憶の中にありました。
2017年の同じ作品展に出品されております。
以前の題材から、さらに筆を入れたのかもしれませんが~分りませんが。
その折には、私も 作品名、作者も掲載せずに 「いい絵だなぁ」と
ブログにアップしていました。
きっと 高田さんお気に入りの作品なのじゃないでしょうか‥‥
「川」にも、ファンタジーなストーリーがあるんですからね。
「磯の香」 木元美千子
こんな 作品も 良いですよ…
「意味? いらないよ。
感じれば いいんです 」
ばらばら消える 神崎美紀
おお! こんな逸品がありました。 陶器ですよ。 渋いねぇ~
北部九州には、古くから古窯が多く…
お馴染みの 「有田」「伊万里」「高取」「香春」「小鹿田」と。
さてさて? これは どの窯風でしょうか
無骨な感じですが…落ち着いて 味わい深い。
素敵だなぁ~
この壺に、
「藪椿」なんぞ いっぱい活けてみたら~
「焼締め壺」 濱口 恵子
「釉」の姿は神の仕業?
いつも 精力的な作品を出品される
「真夜中のモンサン・ミッシェル」 岡田猛彦
そして最後は オーナーの中村さんの一品です。
「鉄橋のある風景」 中村正範
安心して 眺められ 癒しの筆使いにはうっとりしています。
アートって いいですねぇ~
コロナ禍の憂さを思いっきり晴らしてもらえました。
「心を動かす」 そう簡単にはできない。
何がそうさせるのか、「思い」が込められていれば他人は感じます。
それは、絵だけではありません。
全ての事象において~ きっとそうだと思います。
今、絵を通じて~
「認知症」の方との接点をどう向かい合っていくか…
これからの私の課題として
「アートリップ」の勉強を挑戦していきたいと…
今年のテーマです。