黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

やっぱり、戦国時代は面白い

2015-10-27 | 日記・エッセイ・コラム

 先週 地域の月例サロンで「戦国時代の女たち」シリーズ第1回を。

 いままで数えて6回の講演 おかげさまで毎回会場には大勢の方がおいでいただき

 いつも気合?を入れて。

 聴き手は同じ年代の方 それも 圧倒的に女性が会場を占めていますので。

 今まで講演の内容に「旅に出よう」「五感を動かせ」「認知症と介護について」

 「終括とエンディングノート」「織田信長は凄い」…その他 を取り上げてきましたので

 ここらへんで 少し 歴史の「横道」に入って 歴史の考証とは違った角度から

 フィクションを織り交ぜて楽しんでいただこうと。

 「戦国時代の女たち」に話題を向けていくことに。

 日本は現在に至るまで「男社会」です。

 男の考え方で世の中を動かしてきた いや 現在もそれほど大きくは変わっていない…と思いますが。

 では ずーっと昔はどんな状態だったのか? と 思い起こし。

 歴史の中に揺れ動いた しかし 立場として毅然と振る舞い 歴史に残った…女たちを。

 「女性」の役割は? 婚姻とは? 

  現在、こうした表現をすると社会問題になりますが(昔の話であるとご理解いただき)

  *大名領国経営の維持が目的であり、両国和平同盟を保証する領主の政策の一つと

   考えられていたのである。  つまり「道具」として。

  ここに 一つの「道具」があります。

 

 天下三片衝と呼ばれた茶器の1つ。

 徳川将軍家伝来の陶製茶入れ。 古来 「大名物」として名高い茶入れで

 中国南宋または元時代と推定され、戦国時代に日本に渡来した。

 足利義政の命名とされる。

 重要文化財指定の名称は、「唐物肩衝茶入銘初花」

 この茶入れは

 なんと 戦国時代の彼ら。 

「信長」「秀吉」「家康」 三大ビッグの手に それから長い物語が続くのです。

 茶碗1個が 戦国時代の勢力争いの中 この小さな茶入れは壊れもせず 次々と「手に渡り」…

 数奇な運命の中 歴史と共に今日あるのです。

   

 こうした茶器と同じように「女たち」も道具として扱われ、時代に翻弄されていった

 物語は数多くあったのです。

 今回 いろいろな歴史小説・文献・インターネットよりネタを探して私なりにまとめ

 時間を考えながら 私自身も楽しみました。

 とにかく、この3人の為政者を取り巻く時代は 面白い!  ということで。

 第1回 は 信長の妹 天下一の美貌の女性「お市の方」  

      秀吉の妻おね(「北政所」~高台院)を。  

  そして 次回に続く お市の方の3人の娘 

  茶々(淀殿)初(常高院)江 (養源院)へと。

 講演は今月の20日でした。

 それから5日後、朝日新聞の天使人語に。

 徳川宗家18代ご当主の徳川恒考(つねなり)さん(75)のお話が。

 うん?  なんと家康公につきまとう「タヌキおやじ」像をぬぐいたいという思いで 記念財団を立ち上げ遺徳を伝える活動を本格化させた。 

 と 記事に。

 意外な展開は ご当主の幼いころは 家康公を悪者かのように信じたと。

 そして絵本を読み 敵将の真田幸村に憧れていた… 参った 参った。

 それにしても 偶然です 「真田幸村」 来年の大河ドラマに登場なのだ。

 ドラマは 史実 フィクションを織り交ぜ どんな展開になるのか 興味ある話 ・・・

 このご当主の話 これは 次回の講演にうってつけの「大ネタ」

 (徳川家康は75歳で亡くなった…今年は400回忌 なのだよ

  それで ゆかりの地で行事が目白押しだそうです)

  ご当主が訪問先の講演で

 その「タヌキおやじ」のことで 今日21世紀の時代に 当時の諸藩の現代に続く末裔から

 思わぬ遺恨の話が飛び出すとは… 凄いね。 

 楽しくなっちゃいます。

 これこそ歴史話の横道としては1級品だ。

 と ほくほく顔の 私です。

 我が家の蔵書にも池波正太郎の「真田太平記」全16巻が収まってます。

 

 当時(「週刊朝日」で昭和49年から連載が始まり 昭和58年最終巻が。

 なんと9年間にも及ぶ長大作に。 

 週刊誌での購読は 途中で止めましたが

 16巻をまとめて購入し 個一ケ月を費やしてむさぼり読みをしたのも 思い出。

 何かの縁? あれから30余年も 本棚に鎮座している。

 ちょうどいい機会 もう一度 読み返してみよう…また新しい発見もありか? も。

 真田幸村 信之兄弟と 一族のドラマは

 「真田家はお家騒動や非常の天災に見舞われたりしたが そのたびに人材が出て切り抜け

 ついに明治維新まで 松代十万石を守り通した…。 

 壮大なドラマですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 


続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。