48歳の中年オヤジ 柔道を始める

48歳の中年が柔道に挑戦!怪我をして一時期柔道をやめようと思いましたが、やはり続けることにしました。いつまで続くかな?

波切大王を走る(ジョギング編)

2015年01月12日 23時52分11秒 | 旅ラン
1月11日 実家近くを親子ラン

昨日土曜日、仕事を終わってから、子供と一緒に伊勢志摩の実家に帰りました。
晩飯を食って夜の9時に家を出て、夜中の1時に到着。
さて車中では寝てはいけないので、コンビニにてお菓子とジュースを大量購入し、運転しながらポリポリバリバリ食っておりました。
「いかんなあ、減量中なのに。でも居眠り運転よりは・・・」
と言い訳。
実家に帰ってオカンの晩飯を断りきれずに食う。ぐあああああ~太る~!

10時から子供と一緒に実家の観光地を走りました。久しぶりに親子で走ります。昨日の食い過ぎ分を消費せんとあかん。
もちろん陸上部の息子は、ガンガン走ろうとしますが、
「今日は観光ランだから、真面目に走るなー!遅い俺に合わせて走れ」
と言ってある。はたして息子はオヤジを置いてけぼりにするか?
まずは集落を港まで抜けるコース。リアス式海岸特有の、海から小山や丘がすぐにある地形なので、集落も狭い場所に密集し、家と家の間の道も細いです。昔の自動車が無かった頃の家がいっぱい。自動車があっても、坂は石畳みなので当然使えません。
その為若い世代は港街から離れた国道に近い広い所に家を建てるので、旧街はゴーストタウンとなっております。3軒に1軒は廃屋らしい。
ここら辺は複雑な谷筋や斜面に、家が密集してる地区なので、屋根瓦がいろんな方向を向いており、昔から写生をするために、大阪や名古屋から沢山の絵描きさんが来られています。確か私の出身高校の美術部も、ここに夏合宿で来て絵を描いておりましたっけ。
いくつもの石畳みの階段を下りて港に出る。
この港は昔はそれなりに栄えていたのですが、今や漁船の数も少なくなり、埠頭には空いたスペースがかなり見受けられるようになりました。漁業もやはり輸入物に押されております。漁港の奥には観光名所でもある干物屋さんが軒を連ねており、買い求める観光客がおりましたが、昔に比べて減少しております。

街の先端にある小山の堤防に行ってみると、そこは釣り師たちがいっぱいいました。他県より来た釣り師よりも地元の釣り師が多いで、皆さん原付で格好もラフです。大抵のオジサンが首にタオル巻いてる(笑)。
写真は堤防先端の票路灯台とうちの子供。
標高40mの山を駆けあがって、太平洋に突き出た小山の公園に駆け上がってみた。
見てください、この絶景!今日は霞んでおりますが、かすかに神島の向こうに愛知県の知多半島・渥美半島の丘陵地帯が見えます。天気が良ければ富士山も時々見えます。私も子供の時に何度か見た事があります。
公園から樹海の歩道を通って波切神社へ。ここで賽銭を上げて参拝。
祈る事はもちろん・・・「世界征服!」・・・嘘ぴょん。
階段を駆け下りて浜に出て、そこから仰ぎ見た大王崎灯台です。外洋航路向けの断崖絶壁にそびえ立つ大型灯台で、観光客が沢山訪れる施設ですが、400円かかるので諦めました(笑)。
これも反対側から見た灯台です。人がいると思ったら・・・銅像でした(笑)。
「絵描きの像」らしいのですが、何故かおみくじが結び付けられておりました。何で?
絵描きの像がある展望公園から、西側を見た景色です。左側の先端である志摩町麦崎まで走る予定をしております。
お土産物屋さんがひしめく坂道を降りるが、半分は空き家でした。過疎の村ですねえ。
ここからは海岸の断崖を走る道に沿ってアップダウンを繰り返します。風が強くて汗はすぐに乾きます。
もう景色が良くて最高!気温も高めで気持ちいいです。小学校から横道にそれて共同墓地で墓参り。死んだ爺ちゃん婆ちゃん親父のお墓に参ってきた。

ここからは近畿自然歩道というコースで、米子の浜という絶景の遊歩道を行く。
が絶景だったが遊歩道は崩壊しており、こんな状態であった。
もうボロボロですね(笑)。2年前に走った時はここまで酷くは無かったのですが・・・箱物作って手入れをせず・・・ですわ。普通のトレイルで良いものを、レンガなんて使うからこうなる(笑)。
企業でも余計な施設や物を作ると、メンテナンスが大変です。メンテナンスコストが発生するものはなるべく作らない方が良いのです。作るならメンテナンスフリーでないと維持できません。
お役所とか公務員とかは、そういう発想が無いのでしょうか?

手すりです。はっきり言ってこんなモノいらん。無駄な物作って朽ちてる。
森の中から見た米子の浜です。ここが一番のお気に入りの風景。
誰もいない穴場です。ここから林道を通って国道に出てから、隣の集落である船越の浜目指して走る。途中に遊歩道の看板があった。
「何これ?初めて見た。よおし降りてみよう」
と断崖絶壁の細い道を恐々降りてみたら、綺麗な海岸であった。
手つかずの自然です。うちの田舎にはこういう所が有ります。でも崖の細い道を降りていかなければいけないので、多分物好きしか来ないと思う。わしも高所恐怖症なので二度と来ない(笑)。
国道を降りて船越集落の前浜。太陽がまぶしいくらい綺麗。
しばらくして「近畿自然歩道」の表示があり、大きな湿地帯を回るコースがあります。ここは「大野池」と言って海の川の水が注ぎ込む手前の沼があり、淡水と海水が混ざっております。
結構広い沼でして、海女さんお小屋がある小さな海岸に出てそこから先が・・・無い!10年前に何度か走った記憶を探しても、途中からぼうぼうの草で覆われていて、遊歩道自体が崩壊しておりました。
写真は海岸を遊歩道を探してうろうろする子供。どこだあ!他に道はないのかあ!
うーむここも手入れされてへん。
「仕方がない。引き返すかあ」
これには私も子供もブチブチと怒る。ってのは、途中でも立派な看板があるにもかかわらず、行けないのは管理者の責任ですよ、これ。
1.5kmを再び戻る・・・これで気持ちが切れてしまいました。
深谷水道です。と言っても水道ではなく水路の事。元々陸地だったところに水路を設け、英虞湾と太平洋を結びつけた運河です。
気持ちの切れてしまった親子は、志摩町の入り口のコンビニで水分補給し、船越の集落を突っ切って実家に帰りました。
約2時間半、16kmのプチ旅ラン。
「お父さん面白かったねえ」
陸上部で決まった練習コースを、毎日死に物狂いで走ってる子供にとって、こういう走り方は初めてで面白かったそうです。
その後、婆さんを誘って近くのホテルの温泉に行き、たっぷりと浸かってきた。
先程のコストを考えない・メンテナンスを考えない「近畿自然歩道」について、思った事を書かせてもらったが、その最たるものが本日行ったホテル温泉施設「アクアヴィラ伊勢志摩」である。

こんな外観(近鉄ホームページより)。
現在は近鉄が買い取って経営してますが、元々簡保の宿の超豪華版ホテルで、約20年前に建設されたもの。毎年莫大な赤字を垂れ流して、小泉内閣当時の郵政民営化でその後近鉄に売却されました。
簡易保険で金を集めてどぶに捨てた典型例(笑)。何百億捨てたのかなあ。

とにかく「旅ラン」は面白い!いつも同じコースを走るってのは、私の性に合いませぬ。
いろんなあっちこっちを走ってみたい!

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コメント (4)
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