48歳の中年オヤジ 柔道を始める

48歳の中年が柔道に挑戦!怪我をして一時期柔道をやめようと思いましたが、やはり続けることにしました。いつまで続くかな?

道場の常識は、社会の非常識(空手編)

2015年01月01日 02時13分26秒 | 空手
皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
2015年だあ、ノストラダムスから15年も経ってもうたが、何とかしぶとく生きてます。
今日は真面目なテーマで書きました。

リンクさせていただいておりますマダヲ様よりコメントを頂きまして、返信しようとしましたが容量が多くて、別で記事にさせていただきました。勝手ながら申し訳ありません。

「馬国日記」のまささんや、k先生にもレスしていただいたのですが、空手界の古い体質・わけの分からん決まり事は、いっぱいありますね。流派とかでも違うし、同じ流派でも道場や先生によって違う事もあります。
この間、元空手同門で先輩でもあり現中国拳法家のSin様のブログにも、「空手界の因習」について、詳しく書かれておりました。
  →記事はこちら「武術のタマゴ『意拳への道』 空手と因習」
読んでみて、
「おお!真面目な記事やんかー!」
と思ってしまった・・・
ってのは嘘です(笑)。私と同じ「お笑い中年格闘家路線」を突き進んでおりますSin様は、本当は凄く真面目で恐妻家愛妻家だという事が、文脈からひしひしと感じられます(こんだけ持ち上げとけば・・・)。

Sin様とk先生は、私より遥かに長いキャリアと実力を持つ先輩ですが、やはり私を含めてこの3人は元T峰会館という事もあって、共通して体験した事がある「古い慣習」について、共通認識があると思います。私もSin様の記事に書かれている事と全く同じ意見ですわ。
私達が所属しておった愛知県のT峰会館は、どちらかと言えば変な慣習がほとんど無い流派だったのですが、それでも細かい所を上げればきりがないくらい、一般常識とかけ離れた事が多いんですよ。

「練習中は中にTシャツ等を着込んではならない」
洗脳されていた当時は「着ないのがカッコ良い」と思ってたんです。だから零度に近い気温でも一切着ませんでした。寒稽古の時も着なかった。着るのは軟弱だと(笑)。
柔道を始めると、柔道会の先生や中学生は、ほとんど着込んで練習します。理由は・・・
①寝技があるので擦れて怪我をする。
②冬場に体が冷えてる状態で練習すると怪我をする。
・・・その他いろいろ。
練習時だけかなと思ってたら、公式の月次試験でも、冬場は西三河柔道協会の会長さんが、
「今月は気温が低いので、中にシャツを着込んでもらってもかまいません(ただし無地の白のみ)。皆さん怪我に気をつけましょう」
というアナウンスがあり、びっくりしました。着るなら着るでちゃんとした理由があります。

「昇級試験・昇段試験の待ち時間は正座で待つ」
一見まともな習慣に思えますが、低い級だと1時間待ち2時間待ちになる事もありました。その間ずっと正座。2時間後に呼ばれて立ち上がろうとしてコケる人がいっぱい。
えっ?私ですか?岡崎市の総合体育館武道場で、30分に1回はトイレ行くふりして立ち上がったり(笑)、隠してたタオルを出して足に敷いたりして誤魔化してましたー!わははは!
これも柔道の月次試験で目からうろこが落ちました。柔道では毎週の練習では最初と最後の挨拶時に正座はします。これは短時間。
月次試験の時は、柔道協会の会長が、
「話が長くなりそうなので、皆さん胡坐をかいてください」
と指示しておりました。これは目からうろこでしたね。正座で我慢させないんだ。

「掛け持ち禁止」
これは多いですねえ。Sin様のブログにも記されているとおり、禁止を謳う団体の理由が、
「一つの事に専念する事も大変なのに、複数なんて無理。空手に失礼」
と一見まともな意見ですが、そんなもん個人の勝手であって、任意の団体が禁止する事ではありません。
「会社の野球チームの人間が、休みの日に近所の商店街の野球チームで練習したらいかんのですか?それと同じではないですか」
と言うと、
「我々がやってるのは武道であって、スポーツの同好会ではない」
などと言ってくる。武道を特別なものと勘違いしてる輩ですわ。
私は世間で「立派な武道家と」言われる人が、不祥事を起こした事を見て来てますので、「武道だから特別」という意識が全然ありません。そんなに素晴らしいもの(武道)に携わってる人達が、何で不祥事を起こすんでしょうか。
極〇の分裂でも、人格形成に素晴らしい空手をしてる人達が、方向性とかの違い(?)ぐらいで罵り合うのは何ででしょうか?わからん?さっぱりわからん。
えっ?私達も言ってるではないかって?確かに言っております(笑)。でも方向性の違いではなく、えらい目に会ってるので(笑)。
空手や柔道には大好きで愛着はありますが、特別意識はこれっぽっちもありません。
ですから、
「一つの事に専念する事も大変なのに、複数なんて無理。空手に失礼」
というまともそうな意見の中に、チラチラ見え隠れする特別意識が大嫌いです。
・・・話が外れてしまった・・・
他にも掛け持ち禁止を謳う理由が、
「他流派とのトラブル防止のため」
と、前の流派は謳っておりました。これも一見まともそうですが、トラブルがあっても個人の責任で行うものであって、団体は関係ありません。
うちですか?別にかまいませんよ。何ならT峰会館との掛け持ちもOKです(笑)。個人の責任においてやって下されば(笑)。
まあ何というか、Sin様の言うとおり、エンクロージャーですねえ。世界史でやった英国の「囲い込み運動」(笑)。
ワシらは毛を刈り取られる羊かー!
自信の無い流派ほど、そういう理屈をつけるんです。

「押忍という符牒」
練習中ならともかく、練習以外で使うのは嫌ですね。でもみんなカッコいいと思って、外でも使うんだよなあ。外で使うのは単なるバンカラです。
子供達に挨拶の習慣をつけるための、一つのツールとしては友好的だと思います。うちの道場でも少年部は「押忍!」が飛び交ってますし、大人もそれに合わせて言ってます。
「みんな!声が小さいぞ!もっと大きく元気に!」
「押忍!」
確かに有効的ですな。
でも一般部では、ほとんど使ってません(笑)。
「さて皆さん、次はこの練習をしましょう」
「押忍」
と言うぐらい。いわゆる「はい」「了解しました」の意味でしか使わない。先生との会話でも普通は使わないです。ましてや練習後も使うなんて変です。
極〇の松〇館長は、
「何でもかんでも『押忍!』って言うんじゃない」
と言っておりました。別に松〇派の肩を持つのではないのですが、非常に柔軟な考えだと思います。

「一日でも早く入ったら中学生の先輩でも敬語」
芸人の世界やないんですから、そんな世界があるとは信じられません(笑)。
うちのフルコンタクト空手道日新会は、大人は「~先生」「~さん」と全員敬称をつけて呼びます。もちろん敬語でタメ口は無し。例え先生であろうとも同じです。これは20代の若い人も50歳のオッサンでも、年の差は関係無し。社会人の常識です。
中学生高校生は「~君」「~ちゃん」。うちの子供のように在籍が長いと、呼び捨てになりますが(笑)。
柔道会でも同じです。30代の先生が50代の私に、きちんと丁寧に「T岡さん」と言って敬語で指導してくださいます。70代の先生も、「T岡さん」とさん付けです。
柔道の練習が終わった後、黒帯の中学生が白帯の私の前に来て、
「今日はありがとうございました」
と挨拶に来ます。相手は黒帯なので恐縮する事がありますが(笑)。
大人が中学生に「~先輩」ってのはありえません。中学生は半人前の人間ではないですか。それに対して敬称と敬語を使うように強制するとは、社会の常識に真っ向から反対してますね。どういう先生かは存じませんが、「空手バカ一代」の雰囲気を引き摺ってる人かもしれません。
大人からチヤホヤされた子供ってのは、ロクな大人にならんと思う。
時々聞くのは、
「空手に入会したら、年下の先生に呼び捨てにされた」
という事があるらしいです。そういう人間になっちゃう(笑)。人間失格・指導者失格ですなあ。
まささんが驚かれてるように、柔道の人達からすれば異常な世界です。
「柔道でも問題があったやん!」
と言われる人がいると思いますが、柔道ではごく一部、空手界は日常茶飯事・・・この差が大きい。現場でそういう指導は見た事がありません。

「トップの批判をしたら即破門!」
T峰会館は、批判した先生方のかなりの人が破門されるかか辞めちゃったもんなあ(笑)。わはははー!

私の所属するフルコンタクト空手道日新会と西尾柔道会は、ごく普通の人しかいないので、一般常識とそれほどかけ離れておりません。
細かい所まで突き詰めると、うちの日新会もそういう所があるかもしれません。在籍してどっぷり浸かってる人間には、見えないんだと思います。その時は会員の皆さん、私に指摘してください。

とSin様に影響されて私も真面目な話題をしてしまった。という事は、私も元々は真面目な人間なのだ・・・という事にしておいてください。

そうそう、先日「日本ブログ村」のランキングを見ていたら、何とSin様の「武術のタマゴ『意拳への道』」が、何とここの所連続で
「中国拳法ランキング1位」
「格闘技ランキング4位」
であった!凄い、パチパチ!
ちなみに私のブログは、
「柔道ランキング4位」
「格闘技ランキング30位」
だあー!抜かれたー!負けたー!・・・喧しいオヤジだ(笑)。

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コメント (14)
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