たまにはぼそっと

ふと思いついたことをボソッと書いてみます。

大本営 参謀 の 情報 戦記 ─ ─ 情報 なき 国家 の 悲劇   堀   栄三

2022-02-07 07:50:38 | Weblog
猿田彦のシリーズ、少しお休みしています。

糸魚川付近は実際にあちこち出かけたのですけど、それから先がまだ訪問できていないので

とりあえず中断です。


さて、タイトルは本の題名です。久しぶりに夢中になって読んでしまいました。

作者の「堀 栄三」と言う人は、情報分析によって米軍の侵攻パターンを的確に予測したと言われています。

情報分析について、何か参考になるかもしれないと思い読んでみました。引き込まれました。。。

少し内容をご紹介します。

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B‐29 の コールサイン を 追う

電波 の 統計 を 作っ て いく と、 電波 通信 の 冒頭 部分 には、 一定 の 符号 の ある こと が 判明 し て き た。 さらに それ を 方向 探知 機 で 綿密 に 調査 し て いく と、
サイパン の B‐29 は、 V 四 〇 〇 番台   グアム の B‐29 は、   V 五 〇 〇 番台   テニアン の B‐29 は、 V 七 〇 〇 番台



B‐29 を 追跡 中 の 特 情 部 は、 昭和 二十年 五月 中旬、 ホノルル を 発っ て サイパン の 方向 に 向っ た B‐29 一 機 の 奇妙 な 行動 を 捕捉 し た。 この B‐29 は 曾 て ない こと を し た。 つまり、 かなり の 長文 の 電報 を ワシントン に 向け て 発信 し た ので あっ た。 たった 一 機 の B‐29 が ワシントン 宛 に 電報 する とは 異変 で あっ た。   その 上 この B‐29 の コールサイン は V 六 〇 〇 番台 で、 テニアン に 進出 し て き た。 V 六 〇 〇 番台 は 今 までに ない 新しい コールサイン で ある。



八月 六日 午前 三時 頃、 この コールサイン で ごく 短い 電波 が ワシントン に 飛ん だ。 内容 は もちろん いっさい わから ない。 コールサイン からは、 二、 三 機 の 編隊 と 判断 さ れ た。   午前 四時 やや 過ぎ て、 硫黄島 の 米軍 基地 に対して、 この 飛行機 は、 「われ ら 目標 に 進行 中」   の 無線電話 を 発信。



午前 八 時 十 五分、 広島市 上空 に 一大 閃光 とともに、 原子爆弾 が 投下 さ れ た。

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このような情報があったことを、初めて知りました。

この本には書いてありませんけど、長崎の場合も同様の情報があったということをどこかで見たような記憶があります。

せっかくの情報が生かされなかったということでしょう。






コメント
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