昨日は松本から美ヶ原高原まで上り、扉峠、和田峠、霧が峰を経て、下諏訪まで走った。別に狙ったわけではないけれど、美ヶ原高原まではヒルクライムレースのツール・ド・美ヶ原と同じコース。車道ではなくて、高原内の遊歩道を横断したかったので(もちろん自転車は押して)そうなったのです。
標高586mの松本駅を5時に出走。少し道に迷いながらも浅間温泉を抜けて美鈴湖への上りにかかる。杉林のなかの九十九折。時折結構な勾配の部分もある。そんな道をほとんど32×23のインナーローでゆっくり走る。そして美鈴湖には5時50分くらいに到着。飲用に適しているのかわからない便所の水をボトルに補給し、また走りはじめたところで朝焼けがはじまった。
美鈴湖からも当たり前だけれども延々と上り。でも今日はさいくりんぐ!写真を撮ったり、止まってパンを食べたりしながら、適正なギアでゆっくりマイペースで走っているので、さして疲れを感じずに、「えぇ、もう?」という感じで武石峠(1830m)にたどり着く。
と言っても峠に着いたのは7時5分なので、なんだかんだと結構走っているのでした。ここまで松本駅から23.05km。標高差にして1244m。結構上ってきたんだなぁと思う。
武石峠までは樹林帯のなか、そして霧のなかを走ってきたのだけれども、ここからだんだんと景色が開けはじめる。そして霧も晴れはじめる。
いかにも、高みを上っているというような道になってくる。道路から高原のなかに入りこむ遊歩道などもそこかしこに現れるので、何度か自転車をとめてそうした遊歩道にちょっと入り込んだり、登山道を歩いて武石峰(1973m)に登ってみたりもした。
武石峰への登山道からは、いま走ってきた道、これから走る美ヶ原高原へと続く開放感あふれる道を見下ろした!まだ朝早いからか車も少なく、とても気持ちいい!
武石峰(写真の右のなだらかな山)を登ったあと、ようやく道路の終点へ。このあたりはちょっとしたアップダウンになっている。多分ここらがレースでは60km以上で攻めるという最後の下りなのだろうな。僕はあまり下りでスピードを出さないのだけれども、普通に下って50kmは軽く出たので踏む人は70kmくらい出すかも。スケールが大きいからあまり感じないが、実際は結構な勾配があるのだろう。
レースのゴールであり、この道路の終点である美ヶ原高原駐車場に到着したのはちょうど8時。松本駅からここまで28.76km。時間にして3時間。休憩したり道草したりしながらでもこれくらいで走って来られるのだから、レーサーはやはり速いと思う。ただ、これは今回フロント3枚のブリジストン号で走ったからであって、52×39のlemondだったらとてもこうはいかなかったと思う。きっとすごくきつかったと思う。もともとこのブリジストン号はこういったツーリング用に手に入れたのだけれども、今までほとんどまともなツーリングには使ってこなかった。そんなブリジストン号をようやくこういう場所に連れて来れたことがちょっと嬉しかったりする。これからもっとすごい場所に連れて行ってやるからな、
と美ヶ原高原の遊歩道にブリジストン号を押して入っていく(ダートなのできっと嫌がってるだろうな)。
一応事前に調べてみたのですが、遊歩道内への自転車乗り入れは歩行者に迷惑がかからないようにすれば(いまのところ)うるさく規制してはいないようです。ゲートには許可車両のみ通行可とあり、自転車については何の記載もありませんでした。ただ実際のところがどうなのかわかりませんので、管理人のような方がいる場合はその方に相談してください。また当然ですが、こういうところはMTBなどでガンガンに攻めて走ったりするのはやめたほうが無難だと思います。
自転車には乗れなくても、高原の遊歩道がとても気持ち良い。
ただモラル的なこともあるけれど、路面的にもレーサーは乗車不可!安いタイヤだから気にならないけれど、押しているだけでタイヤを傷めそうな砂利道です。
涼しい風吹く、素晴らしい高原の遊歩道を途中ちょこっとだけ昼寝をしたりしながら、自転車を押してだいたい1時間半くらい歩いた。
王ヶ頭から眺める南西断崖
もともとたいしたことはなかったけれども、そうやってメーターの平均速度をどんどん下げながら、別の遊歩道入口である山本小屋に着いたのが9時36分。ここからは車道に戻り、ビーナスラインを走る。
しかしここからは残念ながら車がどんどん増えて来て、あまり落ち着かないサイクリングに。
ビーナスライン。。。素晴らしいんだけど、これはもう観光道路ですね。お盆休みということもあるのだろうけれども、バイク、車のオンパレード。なかなか難しいですね、ビーナスラインのような道路は。
まったく平坦なところがない道路を(朝からほとんど平坦を走っていない)上ったり下ったりして扉峠と和田峠を越え、本日もうひとつ楽しみにしていた八島ヶ原湿原に寄る。
ここは高山植物がたくさん咲く良い場所なのだけれども、
駐車場(駐車場に入るためにすごい渋滞ができていた)から近いこともあって、やはりたくさん人がいた。まぁそういうときに来ている僕が悪いんですけどね。しかしどうでも良いけれど、どうして人混みのなかで関西弁というのはああも目立つのだろうか?僕は関西弁嫌いじゃないし、大阪に住んでいたこともあるけれども、いやぁ賑やかだった!
霧が峰のあたりでも時間はまだお昼前だったけれども、元々の予定がここまでだったこと、人と車が多かったこと、眠かったことなどのために、ここから上諏訪に下ることにする。
上諏訪まではスーパーダウンヒル。10%以上がほとんどという勾配のダウンヒルでちょっと緊張。あまり路面が良くないのも恐い。一度小さな小石をはじいて、バランスを崩したのが恐かった。
諏訪までは一気に下った。標高の高いところは曇りときどき晴れという感じだったのだけれども、諏訪に下ってきたらものすごい日差しと暑さでびっくり!で、翌日が諏訪湖の花火大会ということもあって、観光客も多く諏訪の街は異様な熱気が感じられた!
諏訪湖畔は翌日の花火の場所取りのためのブルーシートだらけ。人がいないものは排除するとアナウンスが流れたりしているけれど、この暑さで律儀にブルーシートの上で座っていたら死ぬかもしれませんね。一人だけ日傘をさして、ちょこんと座っていた女性がいたけれど、なんだかとっても気の毒に思えた。
そんな暑さのなか、僕は湖畔のちょっとした日影でソフトクリームを食べながらちょこっと休憩。そしてあまりうまくなかったけれども有名らしい塩天丼というものを昼飯に食べて、下諏訪に向かう。お安い温泉公衆浴場は下諏訪に多いらしいので。
で、湖畔の湯という250円の共同浴場で汗を流し、休憩室の足つぼマッサージ機100円でリフレッシュして、
鈍行列車で爆睡しながら帰宅。いやぁ気持ち良かった!
今回の走行距離は83.46km。いかにも輪行ツーリングって感じの距離ですね。
ヒルクライムの楽しみあり、爽やかな高原の風あり、走行後の温泉と車中のビールありとなかなか楽しいツーリングでした。
標高586mの松本駅を5時に出走。少し道に迷いながらも浅間温泉を抜けて美鈴湖への上りにかかる。杉林のなかの九十九折。時折結構な勾配の部分もある。そんな道をほとんど32×23のインナーローでゆっくり走る。そして美鈴湖には5時50分くらいに到着。飲用に適しているのかわからない便所の水をボトルに補給し、また走りはじめたところで朝焼けがはじまった。
美鈴湖からも当たり前だけれども延々と上り。でも今日はさいくりんぐ!写真を撮ったり、止まってパンを食べたりしながら、適正なギアでゆっくりマイペースで走っているので、さして疲れを感じずに、「えぇ、もう?」という感じで武石峠(1830m)にたどり着く。
と言っても峠に着いたのは7時5分なので、なんだかんだと結構走っているのでした。ここまで松本駅から23.05km。標高差にして1244m。結構上ってきたんだなぁと思う。
武石峠までは樹林帯のなか、そして霧のなかを走ってきたのだけれども、ここからだんだんと景色が開けはじめる。そして霧も晴れはじめる。
いかにも、高みを上っているというような道になってくる。道路から高原のなかに入りこむ遊歩道などもそこかしこに現れるので、何度か自転車をとめてそうした遊歩道にちょっと入り込んだり、登山道を歩いて武石峰(1973m)に登ってみたりもした。
武石峰への登山道からは、いま走ってきた道、これから走る美ヶ原高原へと続く開放感あふれる道を見下ろした!まだ朝早いからか車も少なく、とても気持ちいい!
武石峰(写真の右のなだらかな山)を登ったあと、ようやく道路の終点へ。このあたりはちょっとしたアップダウンになっている。多分ここらがレースでは60km以上で攻めるという最後の下りなのだろうな。僕はあまり下りでスピードを出さないのだけれども、普通に下って50kmは軽く出たので踏む人は70kmくらい出すかも。スケールが大きいからあまり感じないが、実際は結構な勾配があるのだろう。
レースのゴールであり、この道路の終点である美ヶ原高原駐車場に到着したのはちょうど8時。松本駅からここまで28.76km。時間にして3時間。休憩したり道草したりしながらでもこれくらいで走って来られるのだから、レーサーはやはり速いと思う。ただ、これは今回フロント3枚のブリジストン号で走ったからであって、52×39のlemondだったらとてもこうはいかなかったと思う。きっとすごくきつかったと思う。もともとこのブリジストン号はこういったツーリング用に手に入れたのだけれども、今までほとんどまともなツーリングには使ってこなかった。そんなブリジストン号をようやくこういう場所に連れて来れたことがちょっと嬉しかったりする。これからもっとすごい場所に連れて行ってやるからな、
と美ヶ原高原の遊歩道にブリジストン号を押して入っていく(ダートなのできっと嫌がってるだろうな)。
一応事前に調べてみたのですが、遊歩道内への自転車乗り入れは歩行者に迷惑がかからないようにすれば(いまのところ)うるさく規制してはいないようです。ゲートには許可車両のみ通行可とあり、自転車については何の記載もありませんでした。ただ実際のところがどうなのかわかりませんので、管理人のような方がいる場合はその方に相談してください。また当然ですが、こういうところはMTBなどでガンガンに攻めて走ったりするのはやめたほうが無難だと思います。
自転車には乗れなくても、高原の遊歩道がとても気持ち良い。
ただモラル的なこともあるけれど、路面的にもレーサーは乗車不可!安いタイヤだから気にならないけれど、押しているだけでタイヤを傷めそうな砂利道です。
涼しい風吹く、素晴らしい高原の遊歩道を途中ちょこっとだけ昼寝をしたりしながら、自転車を押してだいたい1時間半くらい歩いた。
王ヶ頭から眺める南西断崖
もともとたいしたことはなかったけれども、そうやってメーターの平均速度をどんどん下げながら、別の遊歩道入口である山本小屋に着いたのが9時36分。ここからは車道に戻り、ビーナスラインを走る。
しかしここからは残念ながら車がどんどん増えて来て、あまり落ち着かないサイクリングに。
ビーナスライン。。。素晴らしいんだけど、これはもう観光道路ですね。お盆休みということもあるのだろうけれども、バイク、車のオンパレード。なかなか難しいですね、ビーナスラインのような道路は。
まったく平坦なところがない道路を(朝からほとんど平坦を走っていない)上ったり下ったりして扉峠と和田峠を越え、本日もうひとつ楽しみにしていた八島ヶ原湿原に寄る。
ここは高山植物がたくさん咲く良い場所なのだけれども、
駐車場(駐車場に入るためにすごい渋滞ができていた)から近いこともあって、やはりたくさん人がいた。まぁそういうときに来ている僕が悪いんですけどね。しかしどうでも良いけれど、どうして人混みのなかで関西弁というのはああも目立つのだろうか?僕は関西弁嫌いじゃないし、大阪に住んでいたこともあるけれども、いやぁ賑やかだった!
霧が峰のあたりでも時間はまだお昼前だったけれども、元々の予定がここまでだったこと、人と車が多かったこと、眠かったことなどのために、ここから上諏訪に下ることにする。
上諏訪まではスーパーダウンヒル。10%以上がほとんどという勾配のダウンヒルでちょっと緊張。あまり路面が良くないのも恐い。一度小さな小石をはじいて、バランスを崩したのが恐かった。
諏訪までは一気に下った。標高の高いところは曇りときどき晴れという感じだったのだけれども、諏訪に下ってきたらものすごい日差しと暑さでびっくり!で、翌日が諏訪湖の花火大会ということもあって、観光客も多く諏訪の街は異様な熱気が感じられた!
諏訪湖畔は翌日の花火の場所取りのためのブルーシートだらけ。人がいないものは排除するとアナウンスが流れたりしているけれど、この暑さで律儀にブルーシートの上で座っていたら死ぬかもしれませんね。一人だけ日傘をさして、ちょこんと座っていた女性がいたけれど、なんだかとっても気の毒に思えた。
そんな暑さのなか、僕は湖畔のちょっとした日影でソフトクリームを食べながらちょこっと休憩。そしてあまりうまくなかったけれども有名らしい塩天丼というものを昼飯に食べて、下諏訪に向かう。お安い温泉公衆浴場は下諏訪に多いらしいので。
で、湖畔の湯という250円の共同浴場で汗を流し、休憩室の足つぼマッサージ機100円でリフレッシュして、
鈍行列車で爆睡しながら帰宅。いやぁ気持ち良かった!
今回の走行距離は83.46km。いかにも輪行ツーリングって感じの距離ですね。
ヒルクライムの楽しみあり、爽やかな高原の風あり、走行後の温泉と車中のビールありとなかなか楽しいツーリングでした。
こういう景色は神奈川県にはないッスからねぇ。
景色とトータルの距離がこのツーリングの良さを物語ってるなあ。
で、最初の武石峠までって。。。
さらりと書いてるけど凄いんじゃない?
湯河原-大観山の20km、1000mを超える傾斜だ。
そう、日本離れしているけれど、日本らしい風景なんですよ。それがすごく不思議でした。
ゆっくりと休憩したりしながら走っていたせいで上りは思いのほか楽に感じました。でも翌日しっかりひどい筋肉痛になったので、ただ単に寝不足で感覚が麻痺していたのかもしれないです。
□dokaidokaiさん
美ヶ原高原、僕ははじめてだったんですが、やはり良いところでした。昔よく夏にサイスポでビーナスライン特集とかやってましたが、確かに一度は自転車で走っておいて良いところかもしれません。
ただですね、雰囲気などはしらびそのようなちょっと渋い峠のほうが上かもしれません。そんなふうに感じました。