表ヤビツはヒルクライムの練習で何度も走っているけれども、考えてみると丹沢の他の道はほとんど走ったことがなかった。そんなこともあって、いつか機会があれば秦野峠～丹沢湖～犬越路～裏ヤビツ～表丹沢林道という、いわば丹沢一周のようなことをしてみたいと思っていた。
昨日天気予報をみて、思い出したのが実はこのコースだった。ただこのコースを自走で走るとなると１７０ｋｍ近くもある。コース上にはダートもあるわけだから、ランドナーかＭＴＢでこの距離を走らなくてはならない。これは正直なところ僕にとってはかなりしんどい。しかし昨日はたまたま「ロングライドをしたい」という気持ちが高まっていたので、もし早く起きれたらこのコースを走ってみようと思ったのだった。
寝過ごしたら寝過ごしたでいい、とは思っていたものの、やはり気持ちは走るほうに傾いていたようで４時５０分頃には目が覚めた。そして軽い朝食を食べて、５時４０分に部屋を出て走りはじめた。
７時１８分 渋沢（３３．３６ｋｍ）
今日は長丁場なので、とにかくゆっくりペースでの走行を心掛けた。途中ガソリンスタンドのトイレを借りて用を足したりして、少々時間ロス。
８時７分 秦野峠林道ゲート入口（４４．７１ｋｍ）
渋沢からここまでの道は少しわかりにくい。コピーしてきたコースガイドをたびたび取り出して道を確認する。結構起伏のあるコースだが、交通量の少ない山道になるので気持ち的に少し落ち着く。
こうした風景に妙に心が和む。
８時４０分 秦野峠（４９．７０ｋｍ）
通行止めのゲートを越えて、秦野峠林道に入る。車が完全に来ない道に入って、すごくリラックスできる。今日はとにかく完走目的ののんびりペースなので上りもそんなにつらくない。
高度をあげるとこれから上る道と、秦野峠が見えた。
峠が近づくにつれて、稜線が低くなる。
そして秦野峠着。天気は良いのだが、黄砂による春霞のせいで峠からの展望は残念ながらほとんどなし。
８時５８分 日影峠（５３．０１ｋｍ）
秦野峠林道はＷピークになっていて、秦野峠から少し下って、またこの日影峠まで上り返すことになる。こののぼりは１０％以上の勾配が多発して結構きつかった。
谷を見下ろす。日影峠はあと少し。
９時１３分 玄倉（５８．９９ｋｍ）
日影峠から標高差４００ｍのダウンヒル。道には落石が散らばり、結構危なっかしい。秦野峠林道は一応舗装されているからレーサーでも走れるんだろうけれども、道に散らばる落石のことを考えるとレーサーは避けたほうがいいだろう。
１０時３３分 犬越路隧道（７５．９２ｋｍ）
玄倉から標高差約６００ｍのヒルクライム。丹沢湖から徐々に標高をあげていく。一部勾配のきついところがあったが、思ったよりもあっさりと隧道に着いた。
もうすぐ隧道だ
そして到着
１２時３分 梶野（１０３ｋｍ）
真っ暗な隧道を抜けると、いきなりまたゲートがあった。どうやらこの林道には両側の入口と、隧道ちかくと合計３つのゲートがあるようだ。なんだか不思議な感じがした。
ゲートを越えて下りはじめる。そしてしばらくすると道はちょっと手強いダートになる。荒い石が多くて結構走りにくい。これなら普段走っているシングルトラックのほうが全然快適だ。
しかし少し走ると、路面はちょっとましになる。
そんな感じで下っていたら、なんと！
作業を中断してもらって、自転車を担いでなんとか通り抜けさせてもらったのだが、反対側の段差が結構急で通り抜けるのはなかなか大変だった
ここを越えるとすぐに舗装路になり、あとは梶野まで下り基調の道を走った。
１２時４１分 再度、梶野（１０９．５３ｋｍ）
梶野から宮ヶ瀬方面へ走り出したのだが、気づいたら今走って来た道を逆走してた。道を訊こうにも歩いている人がなかなか見つからない。ようやく見つけた土地の人に正しい道を確認して再度梶野に戻る。とんだ、無駄足をつかってしまった。どうやら、宮ヶ瀬方面へは「梶野交差点」のひとつ先の交差点を曲がらなければならなかったらしい。この正しい曲がり角にあったコンビニでカップラーメンを食べて休憩した。
１４時２９分 ヤビツ峠（１３５．５１ｋｍ）
気をとりなおして、宮ヶ瀬湖方面に向かって走りはじめる。とりあえず宮ヶ瀬湖について一枚。
ここらから裏ヤビツに入る。裏ヤビツは表ヤビツに比べて、かなり勾配がゆるくて比較的楽に走れる。景色も表ヤビツに比べると山の雰囲気が濃厚で楽しめる。そんな景色を眺めながら、思いの他快調に高度を稼ぐ。
しかしそんな快調さも札掛までだった。そこからは勾配がきつくなったこともあって本当にきつかった。この区間が今回一番精神的に苦しめられた。ボトルの水もがぶ飲み状態だったので、護魔屋敷の水場に着いたときは心底ほっとした。
しかし水場ではほとんど休まずに、すぐに自転車にまたがって峠を目指した。ここから峠まではほんのあと一息。勾配もさっきよりは緩くなったので、少し楽になった。そしてようやくヤビツ峠着。ここまで来れば安全圏だ。
１６時３５分 江ノ島（１７９．１６ｋｍ）
ヤビツ峠を少し下って表丹沢林道に入り、小さなアップダウンをこなして葛葉に降りる。
表丹沢林道は思ったよりも気持ちの良い道だった。
そこからは秦野の街を抜けて、江ノ島を目指す。ここまでかなりの距離を走ってきたにもかかわらず、足はまだ回る。終始ゆっくりペースで来たのが良かったのだろう。茅ヶ崎からは車を避けて海沿いのサイクリングロードを走るが、あまりに砂だまりがひどいので、途中でまた車道に戻り江ノ島まで戻ってきた。
走行距離 １７９．１６ｋｍ
走行時間 ９時間２９分２７秒
平均時速 １８．９ｋｍ
昨日天気予報をみて、思い出したのが実はこのコースだった。ただこのコースを自走で走るとなると１７０ｋｍ近くもある。コース上にはダートもあるわけだから、ランドナーかＭＴＢでこの距離を走らなくてはならない。これは正直なところ僕にとってはかなりしんどい。しかし昨日はたまたま「ロングライドをしたい」という気持ちが高まっていたので、もし早く起きれたらこのコースを走ってみようと思ったのだった。
寝過ごしたら寝過ごしたでいい、とは思っていたものの、やはり気持ちは走るほうに傾いていたようで４時５０分頃には目が覚めた。そして軽い朝食を食べて、５時４０分に部屋を出て走りはじめた。
７時１８分 渋沢（３３．３６ｋｍ）
今日は長丁場なので、とにかくゆっくりペースでの走行を心掛けた。途中ガソリンスタンドのトイレを借りて用を足したりして、少々時間ロス。
８時７分 秦野峠林道ゲート入口（４４．７１ｋｍ）
渋沢からここまでの道は少しわかりにくい。コピーしてきたコースガイドをたびたび取り出して道を確認する。結構起伏のあるコースだが、交通量の少ない山道になるので気持ち的に少し落ち着く。
こうした風景に妙に心が和む。
８時４０分 秦野峠（４９．７０ｋｍ）
通行止めのゲートを越えて、秦野峠林道に入る。車が完全に来ない道に入って、すごくリラックスできる。今日はとにかく完走目的ののんびりペースなので上りもそんなにつらくない。
高度をあげるとこれから上る道と、秦野峠が見えた。
峠が近づくにつれて、稜線が低くなる。
そして秦野峠着。天気は良いのだが、黄砂による春霞のせいで峠からの展望は残念ながらほとんどなし。
８時５８分 日影峠（５３．０１ｋｍ）
秦野峠林道はＷピークになっていて、秦野峠から少し下って、またこの日影峠まで上り返すことになる。こののぼりは１０％以上の勾配が多発して結構きつかった。
谷を見下ろす。日影峠はあと少し。
９時１３分 玄倉（５８．９９ｋｍ）
日影峠から標高差４００ｍのダウンヒル。道には落石が散らばり、結構危なっかしい。秦野峠林道は一応舗装されているからレーサーでも走れるんだろうけれども、道に散らばる落石のことを考えるとレーサーは避けたほうがいいだろう。
１０時３３分 犬越路隧道（７５．９２ｋｍ）
玄倉から標高差約６００ｍのヒルクライム。丹沢湖から徐々に標高をあげていく。一部勾配のきついところがあったが、思ったよりもあっさりと隧道に着いた。
もうすぐ隧道だ
そして到着
１２時３分 梶野（１０３ｋｍ）
真っ暗な隧道を抜けると、いきなりまたゲートがあった。どうやらこの林道には両側の入口と、隧道ちかくと合計３つのゲートがあるようだ。なんだか不思議な感じがした。
ゲートを越えて下りはじめる。そしてしばらくすると道はちょっと手強いダートになる。荒い石が多くて結構走りにくい。これなら普段走っているシングルトラックのほうが全然快適だ。
しかし少し走ると、路面はちょっとましになる。
そんな感じで下っていたら、なんと！
作業を中断してもらって、自転車を担いでなんとか通り抜けさせてもらったのだが、反対側の段差が結構急で通り抜けるのはなかなか大変だった
ここを越えるとすぐに舗装路になり、あとは梶野まで下り基調の道を走った。
１２時４１分 再度、梶野（１０９．５３ｋｍ）
梶野から宮ヶ瀬方面へ走り出したのだが、気づいたら今走って来た道を逆走してた。道を訊こうにも歩いている人がなかなか見つからない。ようやく見つけた土地の人に正しい道を確認して再度梶野に戻る。とんだ、無駄足をつかってしまった。どうやら、宮ヶ瀬方面へは「梶野交差点」のひとつ先の交差点を曲がらなければならなかったらしい。この正しい曲がり角にあったコンビニでカップラーメンを食べて休憩した。
１４時２９分 ヤビツ峠（１３５．５１ｋｍ）
気をとりなおして、宮ヶ瀬湖方面に向かって走りはじめる。とりあえず宮ヶ瀬湖について一枚。
ここらから裏ヤビツに入る。裏ヤビツは表ヤビツに比べて、かなり勾配がゆるくて比較的楽に走れる。景色も表ヤビツに比べると山の雰囲気が濃厚で楽しめる。そんな景色を眺めながら、思いの他快調に高度を稼ぐ。
しかしそんな快調さも札掛までだった。そこからは勾配がきつくなったこともあって本当にきつかった。この区間が今回一番精神的に苦しめられた。ボトルの水もがぶ飲み状態だったので、護魔屋敷の水場に着いたときは心底ほっとした。
しかし水場ではほとんど休まずに、すぐに自転車にまたがって峠を目指した。ここから峠まではほんのあと一息。勾配もさっきよりは緩くなったので、少し楽になった。そしてようやくヤビツ峠着。ここまで来れば安全圏だ。
１６時３５分 江ノ島（１７９．１６ｋｍ）
ヤビツ峠を少し下って表丹沢林道に入り、小さなアップダウンをこなして葛葉に降りる。
表丹沢林道は思ったよりも気持ちの良い道だった。
そこからは秦野の街を抜けて、江ノ島を目指す。ここまでかなりの距離を走ってきたにもかかわらず、足はまだ回る。終始ゆっくりペースで来たのが良かったのだろう。茅ヶ崎からは車を避けて海沿いのサイクリングロードを走るが、あまりに砂だまりがひどいので、途中でまた車道に戻り江ノ島まで戻ってきた。
走行距離 １７９．１６ｋｍ
走行時間 ９時間２９分２７秒
平均時速 １８．９ｋｍ