湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

趣味としてもお得な自転車?

2006年04月14日 | 自転車生活
「あなたの趣味は何ですか?」と訊かれたときに、自転車という回答は悪くないと思う。自転車には、その乗り手の実際のパーソナリティとは関係なく、健康そうとか健全そうとか爽やかそうというイメージがあると思う。

しかし僕の好きな格闘技の場合だとこんなふうにはいかない。格闘技はどちらかというと野蛮の象徴とみられることが多いし、あながちそれは間違いではないからだ。たとえばシウバの顔やファイトを観て“エレガント”と称する人がいるとしたら、それは余程の格闘技通か変態かのどちらかである(ちなみに僕はシウバ好きです)。それにプライドの会場なんかに行ってみればわかると思うのだが、格闘技の場合観るほうにも結構やばそうな人が少なくない。男性にしても、女性にしても、見るからに堅気ではなさそうな人たちが闊歩したりしている。



女性に趣味を訊ねて「格闘技」という答えがかえってきたら、格闘技好きな僕でもやはり少し考えてしまうかもしれない。一緒に格闘技を観れるのは嬉しい。けれどもその女性が、お気に入りの選手が腕十字を決める姿に「折れ~!」などと叫んでいたらどうしよう?などと思わないでもない。「折れ~」「落とせ~」「殴れ~」「殺せ~」などという声援は格闘技の会場では決して珍しくないわけだから。

その点、自転車とかサイクリングというのは無難である。サイクリングといって、まさか汗や涙や鼻水で塩分補給をしながら死にそうになって峠を上る姿を想像する人は皆無に近いだろう。「もしかしたらこの人、Mなのかも」と相手が思ったりしたら、それはきっと余程自転車通な人なのだと思う。それにMと思われたら思われたで、それはそれで未知の快楽のエリアが待っているかもしれない・・・というのは冗談ですが、サイクリングという言葉にはやはりネガティブなイメージは少ないと思う。

もっとも格闘技に関しても、長澤まさみのような女の子が「格闘技が好きなんです」なんて言って、会場で「折れ~!」なんて叫んでいたりしたらそれはそれで案外可愛く感じてしまうかもしれない。う~む、困った。

結局、趣味が相手に与えるイメージよりも、本人そのものの印象のほうが大事ということですね。当たり前だけど。