湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

春だったね

2006年04月09日 | 日常生活
今日は多くのサイクリストがあちらこちらを走りまわったのではないでしょうか?134号線でも自転車の方たちをたくさん見かけました。皆さん、春の陽射しの下でとても活き活きしているように感じられました。

でも僕はほとんど自転車では走りませんでした。そのかわりに昼前に連絡をくれた友人と自転車で江ノ島まですこしだけ走り、イタリア料理屋のテラスで海を眺めながらビールを呑み、パスタとピッツァを食べました。そして食後にはカフェラテとパンナコッタを。晴天のもと、地元でしっかりリゾート気分を味わいました。

ところで、この友人とは結構付き合いが長いのだけれども、女性や食事の趣味についてほとんど意見が一致することがない。しかし今日は珍しくお互いの見解が一致した。パスタを決めるときも、お互いの意見はぴたりとペスカトーレに。そしてサーブしてくれたウェイトレスに関しても「あの素朴な子のほうがいいな」ということに。こんなことはそうそうない。きっとこれも春の力なのだろう。今日の気持ちの良い天気からすれば、そんなことがあってもおかしくない。といっても、この意見の一致でお互いが幸せな気分になれるかというとそうでもないのだけど。まぁ男どうしですからね。

ランチのあとは鵠沼のボードウォークで寝転ぶ。穏やかな太陽の陽射しがとても心地よい。日の光が嬉しいくらいに眩しくて、手持ちのハンドタオルを顔にのせて目をつむり、しばらく脱力する。

そしてその後は友人宅でいろいろとレコードをかけてもらう。帰り間際に彼は、友人の結婚式で披露する予定のボブ・ディランの曲をギターとハーモニカを弾きながら練習がてらに歌ってくれた。まだまだうまくできないと照れていたが、これはすごく良かった。僕はその演奏を(珍しく)素直に称え拍手した。

この友人とは酒を呑みすぎて見解の不一致のために殴り合いをしたこともあるのだが、今日は穏やかで平和な時間を過ごした。これも今日の春らしい気持ちの良い天気のおかげのような気もするが、これは普通のことですね。