湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

わりくう5台目の自転車

2006年04月11日 | 自転車生活
昨日あたりに週間天気予報を見て、思わず

「・・・・・・」

と無言になってしまった人も結構いるのではないでしょうか?一週間のあいだに一度も晴れマークがなくて、雨か雨まじりの曇りばかりというのはあまりにひどい。ずっと天気の良い日ばかりが続くと「たまには後ろめたい気持ちなしに休ませてくれよ」と思ったりするのに、さすがに晴れマークが全然ない週間天気予報などを見てしまうとやはりがっくりしてしまう。

ところで、僕はこの六畳一間の部屋で4台の自転車たちと暮らしているわけだけど、それとは別にもう1台自転車を所有している。この自転車は一応雨は避けることができるアパートの階段に下に置いてある。そしてこの5台目の自転車は、部屋に置いてある自転車たちがなかなか活躍できない場面で活躍することになる。というか、あまり4台の自転車にやらせたくない汚れ仕事的なことをやらされている。

たとえば部屋に置いてある自転車を駅に放置して東京に出かけたりはできないし、ゆっくり映画を観たりするのもちょっとためらわれたりする。突然の雨や盗難が心配だからだ。でもこの5台目の自転車であれば、何かトラブルがあっても、まぁ残念なことは残念だけれども、がっくり膝をついてうなだれてしまうことにはならない。あまりこういうことは言いたくないけれども、それなりの自転車だからだ。

ママチャリ的な用途にも使えるスポーツ車が欲しくて、僕はこの自転車を5年くらい前にオークションで手に入れた。値段は8千円くらいだった。型式の古いフジのオリンピックのレーサーだったのだが、オーナーがきちんと室内保管してくれていたおかげで、こちらが思っていたよりもかなり状態は良かった。でもその自転車も、いまや僕のひどい使い方のせいで錆が出たり汚れてしまったりしている。

春になってから、実はこの自転車がとても活躍している。今週に限らず、あまり安定しない天気が続いているからだ。一応晴れてはいるけれども、予報的に雨の可能性が高いようなとき、僕は通勤にこの自転車を使う。濡れたり、泥が跳ねたりしてもあまり気にならないし、一応元々がレーサーだからママチャリとは違って通勤やちょっとしたポタリング程度であれば充分こなせてしまうからだ。だから今週もこの自転車にお世話になる機会は多いと思う。

このようにこの自転車はとても重宝している。しかしだからこそ、申しわけない気持ちもすごくある。オークションで購入したとき、使うだけ使ったら捨ててしまっても良いというような気持ちが僕には少しあった。けれども今はこの自転車にもかなり愛着があるし、古いものだから、安く買ったものだから使い捨ててしまうといった考え方はやはり良くないと思う。

今度天気の良い日に、しっかりとオーバーホールしてあげよう。