その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

食品偽装じゃない?

2020-07-15 03:49:42 | 転職

夏野菜を使ったパスタ…?

豪雨災害に被災された方々を思えば、まだまだ軽微ではありますが、畑はズブズブ、きゅうりにも病斑が現れ始めております。根腐れや病気の蔓延が心配され、雨の合間を縫って防除する必要があるようです。植物の病気は残念ながら治すことはできません…外科的治療で病斑葉を取り去るか、殺菌剤で蔓延を抑えるか、植物の自己防御反応(褐変壊死)に頼るしかないのですから…。
さて、今年初めて植えてみたズッキーニは、『夢屋農場長』の晩酌用のイタリアン風パスタに使ってみました。ちょっと待ったぁ~!2020年5月より「改正食品表示法」の経過措置が終わり、正しい表示でお知らせしなければいけない。どこが「イタリア」なんですか?「パスタ」とはイタリア語でペンネ、マカロニ、スパゲッティetc.の総称であり、使っているのは中華麺でしょう!正しく表示するなら「夏野菜(ナスとトマトとズッキーニ)を使った焼きそばトマトケチャップ和え」である。消費者の健康と適切な商品選択を促進するためには、面倒くさい法律であります^^;


ふっふっふ、違いが分かるかな?

直売所への出品とは言え、商品の量目や包装方法、価格帯の決定は重要であり、ご近所のスーパーの状況がとても参考になる。「え~!この梵天丸が500円!!!」農場長はワザと直売所で声を上げてみた。すると思ったとおり「梵天丸は皮が硬くて、薄皮丸茄子に比べて1ランク下だよねぇ。この人、強気だねぇ^^;」と野菜市況に詳しそうな生産者のオバちゃんが喰いついてくれましたよ^^;
「薄皮丸茄子」が地元市場で1㎏当たり700円前後で取引されているという情報は得ております。ならばご近所のスーパーでは…500gで580円。日照不足と低温による不作で山形では定番の漬け茄子が高値で取引されております。しかしである…その隣りに「薄皮丸茄子」とシールの貼ってある「梵天丸」が480円で売られているではありませんか?山形では大手のスーパーであり、野菜売り場担当者に「これ明らかに梵天丸ですよねぇ?」と尋ねてみました。「昨日、市場から仕入れたものですから…。」と担当者。「あのねぇ、梵天丸は仙台長茄子との交配種だから、隣りの薄皮丸茄子とは見た目からして全然違うでしょう。それに薄皮丸茄子のシールを貼って売るなんて…。」「うちでパッキングした物ではないので市場に問い合わせてみます。」(担当者)ですと…市場関係者が「薄皮丸茄子」と「梵天丸」の違いが分からないとも思えないのでありまして、箱詰め納品された「梵天丸」を「薄皮丸茄子」のシールを貼ってリパックしたとしか思えない。少々悪意を感じるのでありますが…「改正食品表示法」は零細な生産者にも大きな影響を与えております。何てことはない野菜の場合は「品名:茄子」「産地:山形県」とだけ表示すれば良いのですが、山形名産のさくらんぼ「佐藤錦」が実は「ナポレオン」だったなら、消費者は騙されたと思うでしょう?価格が安い「茄子」とて同じですよ^^;

コメント
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