その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

等価交換の世界

2020-07-01 04:55:30 | 転職

曲がった「きゅうり」が「佐藤錦」に化けた^^;

久し振りのまとまった雨。そして「文月」突入であります。5月中旬から少しずつ苗を植え続け、昨日、少々遅くなりましたが秘伝豆と青肌大豆を播種して、ようやく『夢屋農園』の植え込み作業が終了しました。午前中はパイプハウス内の蔬菜やきゅうりを収穫納品し、午後に管理と植え付けをするという毎日ですから、こんな時期まで掛かってしまいました。5月末に定植した主力の「露地夏秋きゅうり」もあと2~3日で初収穫出来そうな状態となり、きゅうり生産部長兼長男『ポン太郎君』にも、7月から8時出勤を命じたところであります。(朝起きが苦手な彼の顔色は曇っていた^^;)
3月に播種し、5月末から収穫してきた「無加温促成きゅうり」は、7月末には撤去して、今年から導入する「抑制きゅうり」に切り替える予定であり、『夢屋農園』は「山菜エリア」の一部荒らした場所約200㎡を残して、ほぼ作付けされた状態となり、フル稼働状態であります。さて、この小規模な農園で、どこまで生産高を上げることが出来るのか…今年は、今後を占う年となりますなぁ。
さて、きゅうりを生産していると、どうしても曲がったきゅうりが出てしまうのでありまして、夏場は加工用のきゅうりとして地元の漬物会社に卸しているのでありますが、今はハウスでの少量生産のため、露地物の家庭菜園きゅうりが採れ始めるまで、ご近所や知り合いに配っております…結果、曲がったきゅうりが、今日、高価なさくらんぼ「佐藤錦」と「紅秀峰」に替わったのであります^^; ちょっとした『わらしべ長者』となった農場長は、以前の職場に「紅秀峰」を差し入れし、さらなる交換経済を試みるのでありますよ。


本来は「夕顔」を煮たりするのですが…

商品価値のない「曲がったきゅうり」は、和辛子を和えた『三五八(塩麴)』で漬けて、これまた差し入れに使い、うっかり取り忘れ、肥大したきゅうりは…皮を剥いて、種を取り(今の時期は取らなくても十分)軽く炒めてから煮る。我が在所では、お年寄りたちが当たり前のようにやってきた調理法でありますが、今時のご家庭ではどうでしょう?どだい、肥大したきゅうりなんてスーパーじゃ売っておりませんのでね。某番組「やってTRY!」で、女子が大好きな?「片栗粉」でトロミを付けて、白ごまを振れば立派な晩酌のおつまみであります。沈む夕日と文月(穂含月)の稲を眺めながら、安いビールを一杯…春先からの連続勤務で、悲鳴を上げていた身体もようやく慣れて来たようであります。さぁさぁ、これからが草との戦いの日々。『気売り(きゅうり)』で、さらなる等価交換を模索する『夢屋農場長』でありましたとさ^^;

コメント
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