その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

新しい生活様式

2020-07-13 05:36:36 | 転職

「直会(なおらい)」も各自自宅で^^;

新型コロナウイルス感染症の影響は神事にまで及ぶ…集落で守り続けている神社もイベント(簡易なカラオケと生ビールの振舞いでありますけれど)が無いと誰もやって来ない。神様もまた新型ウイルスには勝てないようであります^^;
実姉の葬儀は、個人の希望もあって家族葬。農場長は喪明けしていない身であるから神事には参加しませんけれど、例大祭のお手伝いだけはしませんとねぇ。御祈祷も「密」を避けるとの意味合いから拝殿に上がるのは、神職、崇敬者、氏子総代、区長の4名のみ。後の役員は拝殿の外で礼拝でありますよ。農場長はその間、「直会」の準備でありますが、本来は神にお供えされた「神饌御酒(しんせんみき)」を神様と戴くことでありますが、これまた集団での会食を避けるとの意図から仕出し折箱を包んでお客人にお渡しする係…昼酒を飲まなくて済むからありがたいばかりですけれど^^;
小さな集落の小さなお祭りでありますが、酒屋は生ビールの需要が無くなり、仕出し屋は法要の注文が無くなり、電器店でさえカラオケ機材のリース料が入らないという地域経済の低迷であります…坊主さえ、法要が取り止めになり『上がり』が減っているそうでありますから^^;
「こうしてみると影響を受けていないのは百姓だけか?」との発言に「いやいや、学校給食の停止で少なからず影響は出ている。」と答える農場長であります。


忙しさを理由に放置しておりますが…

さて、自由研究素材の「カノコガ」が孵化して6日目。余計な雑菌を持ち込まないように幼虫には直接触れず、取り敢えず百均のアイスクリームカップと飼育容器に分散させて、これまた「密」を避けております^^; 放置気味ではありますが、何とか5㎜程度まで成長しておりました。食草はシロツメクサで間違いないようであります。(既に研究確認している方がいるのだから今さらというところではありますけれどね^^;)野菜の収穫納品で忙しいけれど、こんな雑な飼い方でも何とか生きながらえていてくれるところが逞しくてありがたい。
キュウリ部長兼長男『ポン太郎君』も農場長のハッパが効いて、早朝から収穫作業に取り組んでおりますよ。こうなると農場長もうかうかしていられないのでありまして、直売所から特命で茄子のご注文をいただきました。漬け茄子とは言え、サイズなど吟味して出荷している成果であると内心喜んでおります。
夕刻、高校時代の同級生『サダやん』がふらりとやって来て、酪農家のため池に湧いた幼虫を同定してくれとのこと。彼は獣医師の資格を持ちながら、適正が向いていないとサッサと飼料屋に勤め、酪農家の相談を受けている…まったくドブ臭い得体の知れない緑色の水を持ち込んで来てくれた。(⇐嫌味である^^;)
「実体顕微鏡で見たところ、多数の卵とともにウジが…アブの幼虫のようだが。」
「人間に影響はないよな!」(サダやん)
「衛生害虫ではあるな。大体、こんなため池にしていることの方が近隣苦情の原因になるわなぁ^^;」と夢屋農場長。「密」を避けるのも重要だけれど、田舎では酪農家の衛生環境にも注意しないとねぇ…まだまだ、昨今の環境認識が薄い業界でありますよ^^;

コメント
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