その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

『ごっつぉさま』(ごちそうさま)

2020-07-12 06:21:20 | 転職

幟も立てず、神主も来ない(笑)

『奥津島神社(弁財天)』の例大祭…集落の若衆たちが継承し、しめ縄の奉納から祭祀に至るまで『士若連』が取り仕切っておりました。「若連」に「士」が入るのは、武士の末裔であるというこだわりでありますかねぇ。(武士と言っても米沢藩の足軽屋敷であり、我が家は山形県東根市からの新参者でありますけれど^^;)半農半士は、米沢藩の窮状を救うために、城下を離れ、刀を鍬に持ち替えて荒野を開墾し、『いざ鎌倉』の際には、主君の元に駆け付けましょうという『米沢武士』の心意気といったものでありましょう。黒井半四郎という武士が、指導、構築した「黒井堰」は、今でも我が在所の田んぼを潤しております。そんな家臣団が護り続けた「お弁天さま」も新型コロナウイルス感染症には勝てず、前夜祭のイベントは中止、その結果、参拝者は2名という体たらくでありますよ(笑)


アタシャ忌中の身でありますから参拝できない^^;

士若の伝統は『一重』…各家庭からつまみを一品重箱で持ち寄って、ひと晩呑み明かしたものであり、昨今はオードブルなど贅を尽くしておりましたが、イベントも無いとなるとオッカー連も晩飯の手配さえしていない…役員用にキュウリと「薄皮丸茄子」の漬物をお届けし、味噌、辛子味噌で公民館で待機する私。喪明けしていないので、鳥居はくぐらず、参拝もせず、一役員としての役目だけは果たさせていただきました。何かなぁ…我が親父のように口うるさい『おやじぃ』になってしまいましたよ^^;
「前夜祭」は、地酒を回し飲みし、二日酔いの頭で翌日の例大祭に臨んだものでありますが、宗教色も薄れ、神主さえ前夜祭はイベントの無事を祈願するものであるから御祈祷には来ませんという始末…畏敬の念をもって護り続けた我が在所の「お弁天様」も新型コロナウイルスには勝てないようであります。お蔭さまで公民館の冷蔵庫のビールは無事完飲させていただきました。『ごっつぉさま(ごちそうさま)』でした(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする