その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(空飛ぶ円盤)

2011-09-04 19:28:27 | 夢屋王国

本日は、地域の生産組織の慰労会であります。何でまた、この時期に?冬は雪、春先は種蒔きに田植え、秋は収穫と出荷…稲作農家は、薬剤散布や水管理がひと段落するこの時期が、意外に体に余裕が出来るのです^^;
昨年は、山形県庄内地方の鄙びた温泉に出かけましたが、今年はリーダー役も高齢であることから、集落から30分程度で行き来できる山形県西置賜郡飯豊町(いいでまち)「がまの湯」が慰労の場となりました。台風12号の進路に気を止めながらも、秋野菜の種蒔きも気になるところ…雨は降らないと判断し、土曜の午前中、山形青菜と沢庵漬け用の大根の種蒔きを済ませてからの参加であります。意外に思われるかも知れませんが、我が在所のオヤジたちは、ほとんど畑仕事をやらないのであります。男は田んぼ、女は畑…そんな労働の分担があるので、青菜と大根の種蒔きを済ませて来たなどと語っていると周りに感心されるのであります^^;

 

「がまの湯」には隠れた名物がある。ひとつは「山菜ちゃんぽん」であります。噂では、飯豊町の中津川地区でこのラーメンを一日400食も売って、現在の場所(椿地区)に旅館を建てたとか…。B級グルメ評論家の『夢屋国王』は、生ビールを注文し、身元を隠して名物「山菜ちゃんぽん」を注文したのであります。鰹だしが利いたスープにラー油が使われている。山菜は、しいたけ、まいたけ、きくらげ、わらび、山ウド、あざみ、鶏のささみ…あと一種類歯ごたえのあるきのこが使われているのでありますが、名前が分かりません。麺は細めんでやや縮れ系でありますが、少々粉っぽい。まぁ、山菜そばのラーメンバージョンではありますが、申し訳程度の山菜そばに比べれば、ボリューム満点の山菜の量であります。評価は中の上…合格ではありますが、もう一度食べたいとは思わない程度の美味さでありました…御免なさい m(. .)m

 

この宿のもうひとつの名物は、画像の「どぶろく」であります。酒税法では、醸造免許が無ければ密造酒となりますが、こちらは規制緩和による『どぶろく特区』を利用して、限定的に観光資源として活用しております。アルコール濃度は、さほど高くはありませんが、乳酸発酵防止に冷やしてあるので、喉越しは最高であります。さらに、画像右は「あけびの肉味噌詰め」であります。山形や新潟では、このように「あけび」の果肉を食べることを当然としているのですが、全国的には珍しいらしい…。山の中では、山の素材にこだわった料理のお持て成しであります。

 

本日は、飯豊町の「あーす祭り」が開催されておりました。昼の3時からビールを飲んでいたものですから、宴会は1時間程度で皆ダウン…というよりも、違った村祭りも見てみたいものだと一同意見が一致し、徒歩で祭りに繰り出してみました。ステージでは「小白川地区の子ども獅子舞」が繰り広げられ、出番が終えた子どもたちは、定番の夜店でおもちゃを漁っております^^;
こうして人口8,000人足らずの町の賑やかな夜が更けて行くのであります。
夜空には、「あーす」をイメージした円盤が飛んでいるのでありました^^;

追記)旅館に戻って、「山菜ちゃんぽん」の話をしたら、男衆がラーメンを食べたいと言いはじめました。宴会の料理を平らげて、その2時間後には、ビールとラーメン?朝風呂で体重測定したら、2Kgほど増えてましたけどぉ~!!

「あけび」の隣がトマトの寒天、そして民家造りの器に入った「きのこ」…「山菜ちゃんぽん」を食べて、正体不明のきのこは「トビタケ」であることが分かりました^^;
B級グルメ評論家『夢屋国王』の舌は、見逃しませんでした。

朝一番で帰宅し、堆肥の受け入れ作業に、キャベツとハクサイの定植・・・決して、遊んではおりません^^;

 

 

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