その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(国勢調査「あ」ver.5)

2011-09-20 04:33:27 | 夢屋王国

三連休も今日が最終日…楽しいことは、あっという間に過ぎてしまうものであります。我が家の長男『ポン太郎君』の夏休みも、もう直ぐ終わりであります。夏休み後半、オッカーザウルスとこっそり京都へ出掛けて来たようであるが、有り余る時間を有効に使えないのは、若者の常なのでしょうか?オヤジはと言えば、夏の日盛りに彼に時給700円で畑と庭の草むしりをお願いし、非常に助かったことは確かであります。自分の限界を知るのだ…などと言いくるめて『第2サティアン』のビアガーデンで記憶を失わせ、積み土のう工法を伝授し、トラクターにも乗せてやった。「何事も経験!!!」などと尻込みする彼をその気にさせるのは、結構大変なのであります^^;
彼は、まだオヤジが恐いらしい…いつの日か、彼に組み伏される事を心のどこかで待ち望んでいるのでありますが…。

そして久し振りの雨でありました。畑はカラカラで、秋野菜の水枯れが心配になり夕方帰宅しては、薄暗い中をジョウロで水を遣る。台風被害で心配されている方々には大変申し訳ないのでありますが、こちらでは恵みの雨なのであります。雨が小降りになった頃合を見計らっては、ガーデンパーティ用のテーブルの脚を詰めてみたり、『第2サティアン』に棚を作ったり…。発展途上国である『夢屋王国』は、雨の日もやらなければならないことが次から次へと発生するのであります。そんな毎日なので、建屋の前にあるスモモの樹に2回目の発生を確認していたアメリカシロヒトリのコロニーから、幼虫たちが一気に分散し、ペロリとスモモの葉を食い尽くしてしまいました^^;
有機農業実践者ではありませんが、余程の高木でも無い限り、アメリカシロヒトリはコロニー(ネット)を形成している幼齢の内に枝ごと除去するのが一番確実な防除方法なのであります。第1世代は、確実に除去いたしました。少々、スケベ心を持って飼育できないかと思ったのが運の尽きであります。第2世代の発生を承知しながら、もう少し大きくなるまでと放置した結果、葉がありません。食べるものが無くなってしまうと彼らは木から降りて(落ちて)、地面を這い、食える植物を探し移動するようです。数メートル離れたところにある大豆の葉に着いていたのには、さすがに驚きました。人間もこれ位、貪欲に生への執着を持たないと、この世の中では取り残されてしまうのだよ『ポン太郎君』…^^;

No.064 アメリカシロヒトリ Hyphantria cunea 昆虫綱 鱗翅目(チョウ目)ヒトリガ科
「火取蛾」と書いてヒトリガと読みます。戦後、アメリカ軍の物資に紛れ込んで侵入したと言われており、1945年に東京都内で発見されたらしい。蛾の性行動…性フェロモンと視覚の関係について、日高敏男氏が研究成果を発表されておりますが、詳細は忘れてしまいました。幼齢時代のネット(コロニー)が特徴的で、発生を知ることは容易なのでありますが、親の顔が一般的に知られていない。そう言えば、夏の盛りにスモモの主幹に白い蛾が止まっていたような…^^;

「降れば、ドシャ降り」…英語のことわざを思い出させるような、まとまった雨になりそうです。そうそう世の中、上手く事が運ばないのであります。




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