その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

山は虹・・・

2011-09-22 08:29:28 | 夢屋王国

「山は虹 いまだに湖水は 野分哉」(小林一茶)

台風一過などと申しますが、台風15号は各地に被害をもたらしてしまいました。お陰様で『夢屋王国』は、大きな被害も無いままやり過ごすことが出来ました。自然の猛威の前にあっては、やり過ごすという手段が、最も有効な手段であると確信しております。我が家のオッカーザウルスの怒りを柳の如く受け流す、そんな生活から生まれた知恵であります^^;

今の季節ですと稲作農家は、台風による倒伏と穂先が濡れることによって生じるカビや発芽が心配されますが、今のところ大丈夫なようであります。りんごや梨、ラフランス農家は、台風による落果に気が気では無かったことと思われます。収穫の秋などと言われますが、この節の台風は、一年の稔りを一瞬にして奪い去ってしまう、厄介な存在なのであります。

 

ご近所の専業農家のハウスでは、販売用のタマネギの苗が太く成長してきました。種苗として販売するため、8月10日頃には播種をして、10月10日頃出荷するのだそうです。今年の盆過ぎに『夢屋国王』は、種苗屋さんの奥さんとちょっとした議論になりました。彼女は9月5日頃に播種しなさいと助言してくれるのですが、私は、ここ3年ほど苗作りをしてみて少々遅い気がすると伝えたのであります。しかし、彼女は早植えはトウが立ってしまうのでお勧めしないとの一点張り…。専業農家は盆過ぎには播種しているよと伝えても、それはお客さんの勝手と言い張るのであります。
私は、播種期を早め、発芽後初期の遮光栽培と葉先のカットが、太い苗を作るコツではないかと、専業農家の技術を見ながら確信しておりまして、その技術を盗むために、毎朝、彼のハウスを覗くのであります^^;
ある日、専業農家のご主人に苗作りを聞いてみました。早播きは、苗の出荷期から逆算した結果であり、タマネギは暑さに対して休眠性を持っていることから、発芽率が悪くなる傾向がある…これが、彼が体得した結論であります。
さて、今年の国王のタマネギの苗は、このところの雨で倒伏してしまいましたが、太さは昨年よりしっかりしていて、何だか期待が持てそう^^; しかし、本当の結果が出るのは、実は9ヶ月後なのでありますよ…気の長い話であります。

今朝も田んぼの見回り終了。
実害はな~し!良かった良かった^^;

コメント (4)
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