その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(国勢調査「い」ver.3)

2011-09-05 12:21:46 | 夢屋王国

一度の経験と体調の良し悪しで、同じ仕事であっても、それに臨む感覚が違って来るようであります。『夢屋王国』の畑は、長い間、耕作放棄が続いていたので、絶対的に有機質が足りない粘土質の土壌であります。いくら耕運しても、ひと雨降れば、表面がカンカンに固まってしまいます。これを改良するには、堆肥を投入するしかない…昨年の春、牛糞堆肥を2tばかり注文し畑に投入しようとしたのですが、広大な面積に圧倒され、また、堆肥の山に圧倒され、気が萎えてしまいました。
今年は『夢屋王国』の主要生産物として、ニンニクを植え込むために、友人Tと二人で4tの堆肥を注文しましたが、その山を前にして、まだ、投入量が足りない…などと思うのであります。ひとつの目標と解決のための方向性が定まると、人間の感覚はこうも変わるものなのでしょうか^^;

日曜日の午後、余り根を詰めては明日に障るだろうと、コーヒーなどを飲みながら休憩を取っておりますと裸足の足裏に違和感(痛み)を感じました。振り返れば、地球外生命体…ウミウシのようなイラガの終齢幼虫が角を立てておりました。『夢屋国王』自慢のウッドデッキの隣にあるスモモの木には、俗に『スズメノショウベンタゴ』と呼ばれるイラガの繭が枝先にありましたので、どこか葉裏に居るはずだとは思っておりましたが、折からの台風余波の風に吹き落とされたようであります。

 

小さな子どもさんが居る方は、家庭回りの昆虫の中で、このイラガとチャドクガには気を付けられることをお勧めします。うっかり手の甲に触れるものなら、飛び上がる程の痛みが走り、ジュクジュクとした痛みが続きます。今では、抗ヒスタミン剤が虫刺され薬として市販されておりますが、この痛みに耐えさせるには、子どもには酷であります。
しかし、『夢屋国王』は、古武術・秘技『イラガ摘みの術』を駆使し、この幼虫を平気で摘むことが出来るのであります。実は、イラガの毒は、手の甲など、皮膚の薄い部分には強烈な痛みを与えますが、手のひら側は毒が届きません^^;
ウソだとお思いの方は、一度試してみてください。ただし、万が一、皮膚の薄い部分に触れれば、飛び上がるような電気が走りますけどね…^^;

No.062 イラガ(幼虫) Monema flavescens 昆虫綱 鱗翅目 イラガ科
一部地方では『電気虫』などと呼ばれる強烈な毒の持ち主であります。カキ・サクラ・リンゴなど、一般的な樹木の葉を食草としますので、ご家庭ではご注意を…。『スズメノショウベンタゴ』などと呼ばれる「ウズラ」模様の羽化後の繭は、子どもの頃、笛にして遊んだりしたものですが、スモモの木で見つけた古い繭は、クモの棲家になっていたようであります。気に食わない奴が居たら、指で摘んで、そっと手の甲に乗せてあげましょう…これは立派に傷害罪が成立してしまいますけどね^^;

今朝の朝仕事で堆肥の山に挑みました…4分の1も進んでいないような気がしますが、気長に投入いたしましょう。本日の『キュウリ爆弾』の本数7本…土曜日14本収穫しているので、一日平均7本の収穫量です^^; なんとか処理方法を考えましょう。

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