その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(だるまさんが転んだ)

2011-09-10 04:43:37 | 夢屋王国

毎年9月第1週の金・土曜日は、関東方面の釣り場に職場の仲間たちと遠征に出掛ける事がお約束事となっております。一昨年は、今は亡き古老が入院中だったこともあり、そして昨年は、自身の体調不良と古老の一周忌を控えており遠慮しておりましたが、今年は、気力・体力共に充実しておりますので、勇んで参加いたしました。
東北・山形から関東の群馬県や茨城・千葉県まで食えない魚を釣りに遠征をする…釣りをしない人からすれば理解できない行動かもしれません。気難しい「へらぶな」と浮きを介して会話をする繊細さと深い場所から豪快に釣り上げる醍醐味は、釣り好きにしか分からないものであり、いくら説明しても…説明しても分からないものは説明しないことにします^^;

東日本大震災は、関東の各釣り場にも影響を与えており、群馬県三名湖は、ダムの漏水で入釣不可能…今年は、筑波山麓を眺める「筑波湖」が一日目の釣り場として選ばれました。「湖」と称されておりますが、「沼」程度の広さ(約6,000㎡)…いや、湖と池の違いは、水深5m超かどうかで決めるんだそうです^^; 筑波湖は、18尺の竿を出しても底が取れません(餌が湖底に着かない状態)ので、立派な湖なのであります。
午前中は、餌合わせに苦労しましたが、昼ご飯を挟んでの午後の部では、餌のタッチがようやく魚の好みに合致し、爆釣モード突入…自慢の竹竿で久し振りに豪快な引きを楽しんで参りました。
残念ながら、古老の三回忌も控えておりますので、今年は1日だけの参加でありまして、埼玉県羽生市での反省会に未練を残しつつも、同僚の『カメパパ』と二人帰宅の途に着いたのであります。

帰路、東北自動車道の白河・矢吹IC間の災害復旧工事に係わる渋滞15kmで、疲れが倍増…ひとりだけ遊びに行って「疲れた。」の言葉は、家庭内では禁句でありますが、今日だけは素直に「疲れた」と言ってしまいました。
手持ちの煙草が切れると立ち寄る近所の自動販売機には、アマガエルたちが虫を狙って張り付いております。小金を貯め込んだ『アマ執政』が足でボタンを押すと410円でゾウムシが1匹出てくる便利な自動販売機?そんな訳が無いのでありまして、『夢屋国王』が、いつもの銘柄を購入し眺めていると、一度『アマ執政』は、目の前の動くゾウムシに飛び掛ったのでありますが、硬くて不味かったのか捕獲に失敗いたしました。
そこから、延々このような睨み合いの膠着状態が続いたのであります。両者ともピクリとも動かない…まるで、子どもの頃遊んだ「だるまさんが転んだ」をしているかのように。
カエルが捕食行動を取るには、こうして相手が動くということが重要な要素であると言われております。もし、ゾウムシが意識して動かないのだとすれば、この駆け引き…一体、どちらに軍配が上がったのでありましょうか?
疲れ果てた『夢屋国王』は、延々続く睨み合いに業を煮やし、さっさと帰ってしまったとさ…^^;

コメント
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