山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

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若山牧水生家を訪ねて その1

2023年01月07日 | ちょっとそこまで

   牧水の生家は、宮崎県日向市(駅)から国道327で「道の駅とうごう」まで行き、ここから国道446に入ると牧水公園の標識に出会う。国道の前を川が流れている(坪谷川)が、その国道に面してひっそりとたたずむ。川向うには、公園となっていて記念館など各種施設が整備されている。

 

             

                    昔のままだそうです。正月なので中には入れませんでした。

             

          見ずらいですが・・・。学生時代一度帰省した折のことが書いてあります。酒は好きだったようです。

           

                     すぐ裏の山の大岩に、歌が刻んであります。

      

                 ふるさとの尾鈴のやまのかなしさよ 秋もかすみのたなびきており

             

 牧水の代表的な歌 「幾山川 越えさりゆかばさみしさの はてなむ国ぞ きょうも旅行く」は、帰郷のおり中国山地でよんだもの。早稲田は歌人として頭角を現しつつあった頃、父親の病気のため一時帰省していますが、その折途中下車をして中国山地を旅しています。

 牧水の歌は、旅のなかで、自然のなかでの歌が圧倒的に多い。そして、何よりも酒がないといけなかったようです。揮毫(書)も、酒を飲んでからのものがあるようです。酒の好きな詩人は、多い

                  奥方は、よくできた人だったようです。歌人でもあった。

            

 しかし、牧水の行動は、妻や子のことなどはほったらかしで、旅と酒そして歌。彼の伝記を読むとよくわかる。この点、石川啄木も似たところがあるが、この人は人間的にはどうだろうか。天才ではあったが、社会的な面ではいろいろな問題を抱えていたようです。

 牧水と啄木はほぼ同時代人。牧水44歳で亡くなりますが、啄木は26歳だ。ちなみに、宮沢賢治は啄木の後輩だが37歳没。 

 

 

 

 

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